前回は、どうやって撮っても格好良く仕上がる「ラフモノクローム」を紹介しましたが、今回はどんな写真でも印象深く仕上がる「ドラマチックトーン」を紹介します。
絶妙なコントラストをつけるフィルターですが、どんな被写体との相性がいいかも一緒に紹介します。このドラマチックトーンというアートフィルターは私が思うに人物撮影よりも、メタル感が強く描画されるので比較的近距離での街系オブジェや建造物が被写体として向いていると思います。
川崎駅前の商店街「銀柳街」にある街灯の一部を切り取ってみました。何気ないものですが、L字鋼とか一つ一つのパーツにも目が行ってしまうほどです。
冒頭の川崎駅改札もそうですが、やはりこんな写真がドラマチックトーンフィルタの効果が如実に表れます。いつもの見慣れた駅前ですが、ちょっと近未来的というか異世界的というか、現実からちょっと離れた感じで表現できます。
これは駅前の自転車置き場から撮影したものですが、こちらはパッと見、フィルタが使われていることがわかりにくいかもしれません。
ドラマチックトーンの効果がわかりやすいと思って撮ってみたものの、こんなパターンもあるのかと思いました。だからこそ面白いですね。