花の名前・木の名前・名前の由来

草花や木についている名前の由来。誰が付けたか分からないけど、知って納得のもの、「?」のもの、いろいろあって、面白い。

ツキミソウとオオマツヨイグサ

2011年01月31日 | 草花・植物
☆:+:*+:*+:*+:*+:*   マツヨイグサ・オオマツヨイグサ・ツキミソ アカバナ科マツヨイ属   :+:*+:*+:*+:*+:*+:*+:*+:☆

ずーっととり上げたかったテーマ「月見草」。
「まてど暮らせど来ぬ人を 宵待草のやるせなさ」。
男であれ女であれ、月見草が咲くような野辺で、来ぬ人を待つ。黄色の花は月の光に儚く輝く。
長いこと、この「宵待草」=オオマツヨイグサ=ツキミソウと思っていた。
友人から「これが本当のツキミソウ」と言って分けてもらって、初めて「ツキミソウ」の花を見た。
名前の由来は、宵を待って咲く、或いは月が出る時間に咲くことから。
日本固有種はなく、全てアメリカから渡来。

マツヨイグサ(待宵草)    花の直径は4.5センチくらい。草たけ50~100センチ。翌日萎んだ花が赤くなるのが特徴。
                   宵を待って咲く花であるので、「待つ宵草→「待宵草」  
オオマツヨイグサ(大待宵草)「マツヨイグサ」の種で、花の大きさが直径7センチと、最大であることから。
                   「ツキミソウ」と呼ばれることが多い。
                   花も美しく、歌に歌われた「宵待草は、この花といわれる。草丈は1~1.5メートル。
                   夕方から咲き始め、夜中にそりかえるほど大きく開く。
コマツヨイグサ(小待宵草)  花の直径2センチくらい。草たけ50センチ。
                   茎がたたないで這うことが多い。
アレチノマツヨイグサ(荒地待宵草)市街地の荒れ地に多いことから。
                   花の直径は4センチ。草たけ1.5メートル。沢山枝分かれする。昼も咲いている。
ツキミソウ(月見草)     月が現れる時間に花が咲くことから。
                  一夜しか咲かない「一夜花(一夜花)」咲き終わって、萎むと赤くなる。

  

 
アレチノマツヨイグサ2009年10月28日12時49分

     ⇒ 
2009.7.23仙台市                     2012.6.1518.49
 
 ツキミソウ

「富士には月見草がよく似合う」(「富獄百景」太宰治    この花も「ツキミソウ」ではなく「オオマツヨイグサ」のことらしい

   宵待草 竹久夢二作詞  多忠亮(おおの ただすけ))作曲  2番の作詞は西條西条八十

1〕  待てど暮らせど来ぬ人を    宵待草の やるせなさ    今宵は月も 出ぬそうな
2〕  暮れて河原 星一つ    宵待草の 花が散る    更けては風も 泣くそうな   


 





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