花の名前・木の名前・名前の由来

草花や木についている名前の由来。誰が付けたか分からないけど、知って納得のもの、「?」のもの、いろいろあって、面白い。

カタバミ(傍食・酢奨)・ムラサキカタバミ・ミヤマカタバミ・イモカタバミ

2008年12月04日 | 草花・植物

:.☆.: カタバミ・スイモグサ・ムラサキカタバミ・ミヤマカタバミ・イモカタバミ  カタバミ科カタバミ属:.☆.:*:・:.☆ 

 夕方になると葉を閉じる "就眠運動" をし、葉が一方だけ欠けたように見えることから「カタバミ」と呼ばれるが、種類は多い。
別名「スイモグサ(酢漿)」は、葉や茎を噛むと、酸っぱいことに由来する。

「カタバミ」といえばすぐに「アカカタバミ」を連想し、手ごわい雑草の類のように思っていたが、花はなかなかきれいである。清楚にひっそりと咲く「ミヤマカタバミ」は、山野草の風情がある。
鮮やかな紫で、「四季咲き」のように長く咲いてくれる「イモカタバミ」は、花の少ない時期も、庭を賑わしてくれる。
                                      

「ムラサキカタバミ」と「イモカタバミ」はよく似ているが、後者の方が花の色が薄い(中心部はさらに濃い)ことと、根が「塊茎」であることから区別できる。
「ムラサキカタバミ」は、「江戸時代」に観賞用に持ち込まれたが、麟茎で爆発的に繁殖し、畑などでは、駆除が難しいとされている。

いずれの「カタバミ」も繁殖力は旺盛である。

「オキザリス」  :園芸用に栽培されているのは、カタバミ科カタバミ属のうち、球根性のもの。

「ミヤマカタバミ」2008/4/7仙台

≪別名≫ スイモグサ

≪名前の由来≫

 カタバミ :夕方になると葉を閉じる "就眠運動" をし、葉が一方だけ欠けたように見えることから
スイモグサ :葉や茎にシュウサンを含み、噛むと、酸っぱいことに由来する。
ムササキカタバミ:花の色
イモカタバミ:根が芋の形をしている
ミヤマカタバミ:山地の樹林に生える。花色は白。小さめの「コミタマカタバミ」もある。こちらは葉の形がハート形が3枚。
アカカタバミ:葉も茎も赤茶。日が良く当たる砂利や石垣に生育する。花色は黄色
オッタチカタバミ:背が高く伸びあがったもの。花色は黄色。

「イモカタバミ」2008/6/19仙台

逢ふことのかたばみ草の摘まなくになどわが袖のここら露けき  よみ人知らず 古今和歌集

       



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