☆・:*:.☆.:* シクラメン・ブタノマンジュウ(豚の饅頭)・カガリビバナ(篝火花) サクラソウ科☆.:*:・''・:*:.☆.
和名は、相反するような二つの名前を持つ。何ともユーモラスというか、無粋というか、ユニークな名前の「ブタノマンジュウ(豚の饅頭)」。片や、美しくも艶やかな名前の「カガリビバナ(篝火花)」
≪名前の由来≫
CYCLAMEN(サイクラメン):原種の、花後茎がクルクル回ることからつけられたが、園芸種では見られない。
ブタノマンジュ:イノシシが球根を食べていたからという説と、球根の形からの英名SOW BREAD(豚のパン)を和訳したという説。
カガリビバナ:花を見た貴婦人が、「これはかがり火の様な花ですね」という言葉から、牧野富三郎が名付けた。
◆日本で栽培が始まってからは100年くらいだが、鉢花としては日本でもっとも出荷が多く、年間3000万鉢が流通している。早春の季語になっているが、秋から冬の花であり、クリスマスや正月を中心に出回っている。
◆歌の中では「すがしい・まぶしい・さびしい」と哀調をこめてうたわれているが、花の雰囲気は派手で、豪華。歌詞と実際の花はミスマッチだと思う。
◆◇◆真綿色した シクラメンほど 清(すが)しいものはない
うす紅色(べにいろ)の シクラメンほど まぶしいものはない
うす紫の シクラメンほど 淋しいものはない◆◇◆小椋桂作詞◆◇◆
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