ただいま

５時４０分に家に入りました。

疲れたより、まだ神経の興奮状態にあるみたいです。
目を瞑ると高速道路が見えます。
病気だ。

家人は、まだ車に揺られているみたいだと言っています。

今回は夏休みの２泊３日、道の駅めぐりの旅を上回る１０４６㎞走破。
帰り道で１６ヶ月になる今の車での２００００㎞が記録されました。



この旅程は母の師匠のお墓参りという大名目があり、
願われて車を出しましたが、
正直なところ一人の運転では荷が重いかなという気持ちも強くありました。

かなり不安でした。


先の日記にも書いたように心配が先に立ち、
出発前夜はほとんど眠れなかったのです。

家族とはいえ自分以外の二人の命を預かって、
それが自分の握るハンドルにかかってくると思うと。

いてもたっても、いられない心持ちでした。


それを救ってくれたのは応援や励ましのメッセージで、
それは言葉でしたけど。

その言葉の重みとか強さを感じました。


以前に、
その人のことを本当に思うならその場に駆けつけ、
その人に手を差し伸べてやることでしか力にはなれるはずがない。

というようなことを言われて、
ずいぶん深く落ち込んだことがあります。

離れた場所から言葉で支えたり励ましたりすることは意味が無く、
そんなのは偽善だし都合のいい話だと。

そうなのかもしれないと思ってみたりしたけど。

そうじゃないんじゃないかな、ということを。
私は私の身を持って体感してます。

（例えば今回、私は運転の肩代わりをしてもらわなくても、
充分に精神的に救われたのだから、その言葉は意味が無いとは言えないと思って。）


本当に今回は、
そんな言葉でも掛けられなかったら、
（とは言いながら、それでも出掛け帰ってはきただろうけど。）
こんなに穏やかな気持ちでここに座ってないと思います。


家に戻り、
デジカメの画像を見ました。

あっという間に終わっちゃいましたね。

本当に、あの場に自分たちが立っていたのか。
ちょっと信じられないような気持ちです。


でも、この度（旅）だからこその得るものを、
たくさん抱えて帰ってきました。


今夜は幸せな気持ちで眠りにつけそうです。