NHK大河ドラマの関連で、深谷がにぎわっています。
私の家から深谷は、サイクリングの一泊コースとしてピッタりです♪
雨と風で「荒天」となり、仕方なく自動車で一泊旅行となりました。
昼間の渋沢関連施設めぐりは「散策編」に記載いたしましたので、こちらは「居酒屋編」です。
一泊なら、行きたいと思っていた地元の居酒屋も楽しめますもんね。
地元ならではの居酒屋は・・・と申しますと、七ツ梅酒造跡地の「二兎三兎」です。
深谷駅近くには、七ツ梅酒造跡地があります。
「七ツ梅」は元禄7年(1694年)に近江商人の田中藤左衛門が創業した清酒の蔵元でした。
圏内でも1-2を争う老舗の蔵元でしたが、2004年に廃業しました。
現在は「一般社団法人まち遺し深谷」が、歴史的建造物の保存・運営管理を行っています。
深谷市の中山道沿いにある酒造跡の通称として「七ツ梅酒造跡」と呼ばれています。
跡地には様々な店舗があり、
全国で唯一の“酒蔵”
■公式HP : http://fukayacinema.jp/?eid=1
その中の一つで、気になっている居酒屋が「二兎三兎」です。








まずは、ビールとスパークリングワインを。
天豆と
厚揚げを焼いていただきました。
添えられている蕗味噌が美味~♪
ここで、日本酒がいただきたいな~、おススメを尋ねると、
「長野県の小布施ワイナリーで作られたものですが・・・」と、出してくださいました。
小布施ワイナリー? ソガ ペール エフィス?
ワインでなく、日本酒をお願いしたいのですがーっ!!
いえいえ、よく見ると日本酒です。
これは、めったに入手することのできない、幻の日本酒でした☆彡
小布施ワイナリーはその昔、【泉瀧】という日本酒を作っていました。
しかし、第二次世界大戦中の日本の国策で主食となる米を使った日本酒の醸造が禁止されました。
その後、果実酒としての免許を取得してリンゴ酒やワインをつくり、再度、日本酒免許取得。
小布施ワイナリースタッフ全員が雪と厳寒でワイン畑仕事ができない数週間だけワイン造りから離れ、
趣味で極少量を小さなワイナリー内で作り上げるSAKE、幻の酒というわけです。
うーん、このフレッシュな味わいの酒にはそんな経緯があったのですね~♪
その後、ワインをいただきたいと伝えますと、
色々と出してくださいました。
全てを、1杯づつ頂くことに致しました。
すみません、ここから先は酔っ払い状態で、詳細はよく覚えていませんが・・・、
記憶が間違っていましたら申し訳ございません、
白ブドウなのに赤ワインの作り方で作ったワイン、
赤ワインなのに白ワインの酵母で作ったワイン。
小川町にある武蔵ワイナリーの小公子という赤ワイン、
中ほどにある、赤ワインの小公子と同じ柄の小さなボトルは、小公子を作る前のぶどうジュースだそうです。
その他に、シャルドネとなんだったかのブドウを使った、深みのある味わいのワインとか、
小布施ワイナリーの「ちゃぶ台ワイン」と呼ばれているもの、つまりテーブルワインとか。
次々と珍しい話題を聞きながらいただくことが出来ました。
ワインに合う料理を見繕っていただきました。
カリフラワーのポタージュ。
地元野菜を使った、体に優しい味です。
「たまごふわふわ」
本当に、ふわふわです(⋈◍>◡<◍)。✧♡
使っている卵は1個だけ、ひたすら泡立てたものをお出汁と共に加熱しているのだとか。
普段は和風のお出汁を使っているのですが、ワインに合わせるためにコンソメ味にして下さいました。
「もやしを入れておきますね」
なんと、もやしからも美味しい出汁が出るのです。
そして!!
そのもやしは、なんと、
「戦うもやし」なのだそうです。
スーパーで1袋19円で販売されているもやしは別物です。
頑張れぇ~っ!!
と、声援を送りたくなります。
ワインのツマミに、たまたまあった深谷牛を焼いていただいたのですが、
付け合わせの野菜も地元の特産品で、どれも味わいが深いです。
もちろん、その、戦うもやしも添えられています。
ホタルイカの炙りが、柔らかい干し具合で絶妙に美味しいです。
最後にいただいた日本酒は、ラベルがありません。
店主の隠し酒として説明は伺いましたが、具体的にはよく覚えていません。
ただ、とても美味しかったです(⋈◍>◡<◍)。✧♡
この器も手作りだそうです。
飲み口が薄く、美味しくいただけるように考えられています。
デザートにピンクのブランマンジェ。
ピンク色といえば、イチゴ、ぶどう、桜・・・などを思い浮かべますよね。
全くの予想外!!
ロゼの酒粕を使ったものだったのです(;'∀')
外は雨風強く、店内は他にお客も少なく、落ち着いた空間です。
施設内なので、人通りもありません。
のんびりと店主の話を聞きながら美味しくいただくことが出来ました。
今日の料理は、本当にご馳走だと思いました。
おすすめの酒は、文字通り走り回って手に入れたものです。
食材は地元のものですが、どのように調理したら美味しいか、飲み物に合うか、
私共には想像の出来ない、店主のセンスです。
これだけのものをいただいて、お支払い金額は、ボードに示してあるような価格×いただいた盃、皿の数です。
価格の示されていない珍しい酒も、他のものと同程度なのです。
なんて、素晴らしい(⋈◍>◡<◍)。✧♡
観光がてら立ち寄るにはとても良いのですが、営業していない日もありますので要確認です。
(店舗情報)
■二兎三兎
住所 : 埼玉県深谷市深谷町9-12
(七ツ梅酒造跡内)
電話 : 070-5509-1386
営業時間
昼/11:30~15:00
夜/18:00~21:30
定休日 : 月曜日・火曜日の昼
※冬期(10~3月は酒造りのため休業します)
公式HP : https://nitosanto.wixsite.com/nitosanto