(船着き場と反対側から見た軍艦島です)
*私共は、新型コロナウィルスの予防接種2回目より1か月経過した状態です*
遅い夏休みなのですが、夫が軍艦島に行きたいというので、シルバーウィークに3泊4日の長崎旅行を計画致しました。
こちらは、2日目に軍艦島観光をした1日分をまとめた「軍艦島編」です♪
記載しておりますのは
・軍艦島周遊クルーズ
・長崎ちゃんぽんの江山楼
・軍艦島デジタルミュージアム
・海鮮市場出島ワーフ店で伊勢海老
等の内容です。
他に「雲仙普賢岳編」「ハウステンボス編」「街歩き編」「食べ歩き総集編」がございますので、よろしかったらご覧くださいませ~♪
軍艦島上陸周遊クルーズは、何社からも船が出ているのですが、選んだのはこちら!!
やまさ海運の「軍艦島上陸周遊クルーズ」です。
軍艦島に上陸した人の約40%が、この会社のクルーズ船を利用しているという実績からです。
しかし、計画してから軍艦島に到達するまでには2つのリスクがあります。
「緊急事態宣言による行動制限」と「天候による船の運休」です。
長崎県に出ていたまん延防止等重点措置の影響で、長崎市が上陸を禁止していました。
従いまして、9月12日までは軍艦島ツアーはどの会社であっても「全便運休」していました。
関東の緊急事態宣言は9月末まで延期となりましたので長崎はどうなるのかと心配したのですが、
長崎は予定通り解除されました(^_-)-☆
13日から、軍艦島ツアーは開始されることになりました~っ!!
・・・と、思いきや!!
今度は台風14号の関係です。
13日からは運行開始されることになったのに、
今度は台風の影響で「9月13日(月) ~ 9月17日(金) 運休」となりました。
でも、私共が予約したのは、9月20日ですから、ぎりぎり運行開始しています~♪
とりあえず行ける、上陸出来そうですーっ!!
・・・と、思いきや!!
申し込んだ海運会社から連絡がありました。
<軍艦島周遊コース代替運航のお知らせ>
長崎市役所より 転落防止柵を再設置のお知らせがございました。
現在のところ上陸再開予定は9月23日(木)よりとなっております。
大変申し訳ございませんが 「軍艦島周遊コース」(120分)にての代替運航となりました。
つまり、私共が行く予定の20日は、軍艦島へのツアーはぐるりとクルージングや解説は行いますが、上陸は出来ないというのです!!
仕方ありません、今回は「軍艦島周遊コース」で上陸は断念いたします(-_-メ)
ちなみに、天候基準をクリアして上陸する事が出来るのは、年間で100日位だそうです。
軍艦島がどんな島かは、すでに皆さまはご存知の通りですので説明は不要かと思います。
正式名称は「端島」、この、船着き場と反対方向から見た形が軍艦土佐に似ているというので、通称「軍艦島」です。
当日の朝は、JR長崎駅から徒歩10分、もしくは路面電車の大波止から徒歩3分の長崎港ターミナルに向かいます。
受付は、こちらの窓口です。
こちらに接岸しているのが、乗船予定のマルベージャ号です。
その向こうには、出島ワーフという飲食店街が続いています。
こちらの乗船券をゲットしたら、
第2号桟橋の「マルベージャ」舷門前で待ちます。
2階席の左右は一杯座っているのですが、
1階席はこの通り、ガラガラ状態です。
1階の方がエアコンが効いて涼しいのですが、やはり風を受けての2階席が良いのでしょう。
席は、断然左側にとるべきです!!
周遊するときには、反時計回りに進みますので、左側でなければよく見る事が出来ないのです。
途中に見える長崎港の説明を聞きながら進みます。
戦艦大和と同型の戦艦武蔵も、あの「ダイヤモンド・プリンセス」号も、
この三菱重工長崎造船所で造られていたんですね!!
軍艦島だけでなく、長崎港の説明もなかなか興味深いです♪
30分ほどの各種解説を受けながらのクルーズで、いきなり、海の向こうに
見えてきます、軍艦島じゃありませんか~♪
左端が、石炭を掘りだしていた場所。
何故か、釣りをしている人がいる~っ!!
真ん中の船着き場では、転落防止策を設置している人たちがいます。
一番右の小高い場所には、神社の一部が見えています。
船は次第に右方向に、反時計回りに進んで行きます。
多くの人が左に寄ってきますので、船が傾かないか心配になります( ;∀;)
かなり風化しているのですが、人々の住んでいた高層の建物が見えてきます。
こんな高層建築が、大正5年に作られていたって、驚きです~!!
日本で最初の鉄筋コンクリートの集合住宅ですから~♪
左の建物が学校です。
1階から4階までが小学校、5階と7階が中学校、6階は講堂や図書館だったそうです。
学校は、最大時は1000人もの子供たちが通ったのだとか。
こちらが、船着き場と真反対の方向から見たところです。
ちょうど逆光で影しか見えません。
この形が、「戦艦土佐」に見えるのだとか。
どんどん島の周りをまわり、
これで一周、クルーズ船は長崎港に戻ります。
小さな手漕ぎボートで軍艦島を一周し、陸地に向かう方がいらっしゃいますが、潮に流されませんように・・・。
後に定期観光バスのガイドさんから聞いた話ですが・・・、
長崎港の入り口にかかっている女神大橋(ヴィーナスウィング)は、人も渡る事が出来るのだそうです。
自動車は有料、人は無料です。
橋の道路部分の高さは、世界で10番目位の大きさの大型客船も潜り抜ける事の出来る高さで、世界最大級の客船であるクイーンメリー2も通り抜けたのだそうです。
船の高さは、橋の道路からわずか2メートル下だったそうで、道路から見れば、まるで飛び降りる事が出来そうな感じだったとか。
是非是非、大型客船が通る時に、上から眺めてみたいです~♪
五島列島からのジェットフォイルが通り過ぎましたが、海面に浮きあがって走ってますね。
港の眺めは、とても楽しいです。
長崎港近くの海岸沿いの丘の上にグラバー園が見えています。
軍艦島周遊クルーズは以上です。
しかし、まだまだです!!
陸地には軍艦島デジタルミュージアムというのがあり、せっかくでしたら、そこもセットで行くべきものです。
こちらの丘の上に見えているグラバー園入口の足元あたりにあるんですよ~♪
■ 軍艦島上陸周遊クルーズ/やまさ海運株式会社)
- ご予約:0800-200-8180
- お問い合わせ:095-822-5002(受付時間 8:15~17:00)
公式HP : https://www.gunkan-jima.net/
船を降りたら昼食の時間です。
文明堂本店の前を通り、
新地中華街の江山楼へ向かいました。
長崎新地中華街にある江山楼は、豪華な具材の長崎ちゃんぽんが有名です。
特徴的なのは、具材を包み込んだすり身団子や、一番上にはフカヒレまで載っている事でしょうか。
テレビの「人生最高レストラン」で、さだまさしさんが紹介された時の事です。
この特上ちゃんぽんは豚骨スープを若干使用していたのですが、「江山楼のスープは鶏ガラ100%」とコメントしてしまいました。
それを見ていた店主が、鶏ガラ100%のスープに変えてしまったのだとか!?
というエピソードがあります。
濃厚で、紹興酒にも合いそうな、コラーゲンを感じるスープです。
(詳しくは、食べ歩き編に記載しております)
■ 江山楼
住所 : 長崎県長崎市新地町13-13
電話 : 095-824-5000 (江山楼お客様センター)
営業:11:00〜20:30(19:30 受付終了)
公式HP : http://www.kouzanrou.com/
午後は軍艦島デジタルミュージアムに向かいます。
先ほど見たグラバー園の足元にあり、徒歩で十分な距離です。
建物はこのように足場が組まれているので分かりづらいのですが、中は通常通りの営業中です。
JAF会員は割引がありますので、会員の方はカードを持参しましょう♪
2階では、広ーい壁面一杯に、当時の様子が映し出されます。
そして、軍艦島で生まれ、軍艦島で育ち、今も軍艦島に本籍を置いているKさんが解説をしてくださいました(⋈◍>◡<◍)。✧♡
次のブースでは、軍艦島の石炭採掘の現場の位置関係を画像で解説。
そのお隣では、実際の軍艦島の住居を再現したものです。
6畳1間の狭い住居で、お風呂やトイレは共用です。
上がりこむこともOKで、ウィスキー瓶の並んだ棚をながめて、夫は当時の気分にハマっていました♪
こちらにある当時の衣類や炭鉱夫グッズを使ってコスプレして、記念撮影もOKです。
階段壁面には、島の高い位置にある神社の画像がありますが、
こちらが再現されたもの、お参りしてしまいました。
人々が充実して暮らすためには、労働と食事、娯楽だけでなく心の支えとなるものも重要だったのですね。
様々なことが解説されているのですが、
軍艦島は、最大の長さが480メートル、横幅が160メートルの小さな島です。
そこに、最大で5000人以上の人々が住んでおり、人口密度は、東京都心部の10倍程度だったと言います。
3階では、多くの元島民たちのお話が紹介されています。
この方の住んでいた棟には、多くの朝鮮人家族も住んでおり、よく遊びに行ったそうです。
炭鉱の労働は、過酷なものでした。
外国人労働者の方も、多くいました。
狭い所に、多くの人が住んでいるのですから、みんなが助け合わなければ生きていく事が出来ませんでした。
トイレもお風呂も共用でした、テレビのある家にはみんなが見に行きました。
重要なのは、この部分です。
「日本人も、外国人労働者の方も、みんなが仲良く助け合っていました」
以下の部分は、私共の勝手な推測です。
徴用工だと主張している人たちがいますが、どこに住んでいたのでしょう。
こんな狭い空間で、誰にも知られないで暮らすことは不可能でしたが、その人達を見たという人はいないそうです。
今、徴用工だと主張している人たちは、何時から何時まで、どこに住んでいたのか、知り合いにはどんな人がいたのかを話してほしいです。トイレもお風呂も共用の場所でしたから~!!
子供たちは様々なところに遊びに行っていましたが、閉じ込められて強制的に働かされていた人はいませんでした。
外国人労働者は多くいましたが、同じ建物で、仲良く暮らしていました。
ある時、突然、多くの外国人労働者たちは引き上げていきましたが、誰にも目撃されることなく引き上げる事は無理だったでしょう。
まあ、特定の主義主張のために記載しているわけではありませんので、このくらいに致しますが、
実際に島に行ったり、元島民の方の話を聞いてみるといろいろ解ってくると思います。
■ 軍艦島デジタルミュージアム
住所 : 長崎市松が枝町5-6 カステラの長崎堂ビル内
電話 : 095-895-5000
営業:9:00〜17:00閉館(最終入館16:30)
公式HP : https://www.gunkanjima-museum.jp/
さてさて、一日中、軍艦島を堪能致しました。
軍艦島対岸の野母崎には、軍艦島資料館などある様なのですが、そんなことはさておいて伊勢海老漁の解禁期間です。
せっかくの解禁期間なのでしたら、伊勢海老を頂きたい!!!
長崎市街地で、伊勢海老のいただけるところはないものでしょうか・・・。
長崎港の横に続く、出島ワーフ。
一番手前に、「生け簀料理」と書かれた海鮮市場出島ワーフ店があります。
お店の公式HPで、過去に伊勢海老も捌いているという記載がありましたので、電話で問い合わせてみました。
「今はありませんが、仕入れる事が出来たらお電話しますので」と言う事でした。
仕入れてくださいました、
こちら、1万5千円という価格でしたが!!
頂きましたよ、大満足、期待以上でした(⋈◍>◡<◍)。✧♡
こんなに大きなものは初めていただきました。
もっと小さな、味噌汁にすれば1匹まるごと入ってしまうサイズを想像していたのですが、この大きさです♪
身はプリップリ、甘みがジュワッと広がります。
最期の味噌汁がまた、サイコーです!!!
ん?
なんと、森伊蔵がいただけるじゃありませんか、しかも、この価格!!!
森伊蔵、村尾もロックで頂きました(⋈◍>◡<◍)。✧♡
魔王は何度かいただいたことがあるのですが、森伊蔵、村尾は初めてでした。
すごーく、スッキリとしていて物足りない・・・というのが、感想です。
(詳しくは、食べ歩き編に記載しております)
■ 海鮮市場長崎港 出島ワーフ本店
住所 : 長崎県長崎市出島町1−1 出島ワーフ内 1F
電話 : 095-811-1677
営業:11:00 〜 22:00
公式HP : https://nagasakikou.com/
軍艦島の一日の締めくくりとしては、九州の味も堪能する事が出来ました(⋈◍>◡<◍)。✧♡
明日は、一日ハウステンボスに向かいます~♪