野外保育 とよた 森のたまご
小さな草にも、大きな木にも、一つ一つに役割があり、私たちの生活に欠かせないものを、
小さな手で触れ、いろんな気持ちをいっぱい感じ、育ってほしい。
子ども同士の関わり、時間を大切にし、満足感や、達成感をたくさん味わってほしい。
大人たちは少し口を閉じ、子どもたちが何をどう選ぶのかそっと見守り、
必要な時には知恵のエッセンス。
大人も子どもも育ち合い、自分らしく生きる・・・
『森のたまご』にしか出来ない、手作りようちえんを創っていきたいと思っています。
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「野外保育とよた森のたまご」
お問い合わせ:morinotamago2010@yahoo.co.jp
代表:遊佐(ゆさ)08051221052
HPあります。https://www.morinotamago.com/
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森のたまごが開園して9年目・・・2010年の開園当初から自分たちの拠点となる場所を探してきました。
森のたまごの活動を応援してくださるたくさんの方々に、拠点となりそうな場所を紹介していただきました。
下見に行かせてもらったり、お試しで使わせてもらったり、梅を採らせてもらったり、その数計10か所以上になります。
心を寄せてくださった皆さまには、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
今まで決定に至らなかったのは、私の本能・感覚がココ !! とならなかったからです。
でも今年5月に売り山林を見に行き、子どもたちと遊ぶには楽しそうな場所でしたが、地域の方にお話を聞いてみようと
畑で作業していたおじさんに声をかけてみたのがご縁の始まりでした。
私:少人数のようちえんなんですが、あそこの山が売りに出てて昼間子どもの声がわーわーするとご迷惑でしょうか?
おじさん:それは大丈夫だけど、山買ったってどーしょーもないぞ! うちも数年前まで山で子どもたちと活動してたんだ~
私:え!!! おじさんの山なんですか?
お:うん、そうだ~
私たち:おじさん!その山見せてもらえますか!!!(畑作業しているのに申し訳ないと思いながら・・)
お:今か?
私たち:はい!!!
・・・と山を見せてもらい、そこで子どもたちが遊び込む姿が想像出来て、わくわく! ココだ!!ここにしたい!・・直感でした。
と言うことで、10年近く探していた拠点がやっとやっと見つかりました!!!
と言うのは5月の話で、もう何度もお父さんたち・地主さんやお友達によるお山の整備は進んでいるのです(;^_^A
皆さまにご報告が遅れてしまい申し訳ありませんでした。
どうぞこれからも森のたまごをよろしくお願い致します。
野外保育とよた森のたまご
代表 遊佐美絵
今日は久しぶりの畑当番。
朝、いつものとおり、雨水をためるお風呂を覗くと、あれ??いなーい!!!
どこいっちゃったの?私たちの可愛いドジョウちゃんたち~。
先週も畑の当番だったふーみんに聞くと、水が汚かったので、きれいに洗ってくれたそう!
実は、2ヶ月位前からコツコツと年長Yゴや年中Kルと水路でとったドジョウ、ザリガニ、ヤゴ、エビなんかを入れて『たまご水族館だね~!』って言って、こっそり?!(ひっそり?!)飼っていたんです。
(水の生き物って、たまごで大人気のカナヘビと違って、なかなか家で飼ってもらえない。すぐにリリースが常。でも、興味のない子にも、こんなんとれたよ!とか、とった子の喜びを留めてあげたい気持ちで勝手に開館♪)
私たちが落胆していると、ある子が『隣のおじさんのお風呂にいる!』
さらに、いつの間にかエビの赤ちゃんがたくさん産まれてる。う~ん、可愛い~♪
YゴとKル、『畑のおじさんのお風呂から(たまごのお風呂に)引っ越すしかないっ!』と言って、鼻息荒くコップと切ったペットボトルでドジョウすくい開始。
Yゴ『よし、Kル、追い込みだ!』
Kル『うん、こっちからやるね!』
あ、どこかで見たこの光景。そうだ、水路でこのドジョウたちをとってたときだ。
二本の魚網をYゴが立てて、水路に入ったKルが壁際や底に足をゴリゴリして追い込む、二人のお得意の連携プレイ。
Yゴ『Kル、あとで(水路に)ドジョウとりに行こ!』
Kル『うん♪』
午後から水路へ。
今日も、二人の息のあった連携プレイでドジョウやエビが『たまご水族館』の仲間入りです。
『水族館、どうしよ?毎週、私が畑の当番になるとは限らないから困ったなぁ』というと、Yゴが『俺が守る!』と申し出てくれた。その気持ちが嬉しい。
ほんとは、大人同士の伝達で管理もできるけど、なんとなく、危うい感じでやってる『たまご水族館』がいい。
たまごには、いろんな母がいます。
優しい口調で寄り添う母、行事やイベントが得意なテキパキ母、素敵な雑貨を作ってくれるおしゃれ母、料理が得意な母、じっくりままごとに付き合う母、長時間おにごっこに付き合う体育会系母、さりげなく離れて見守る母、懐広い肝っ玉母ちゃん…etc.
それぞれでいいんだよって言ってくれる。
私は、子どもたちとクワガタ、魚、カナヘビとりやサバイバルごっこ(不便なことを敢えて、少ない道具で工夫してやってみる。想像遊びも含む)、竹切りをするのが大好き。
原始的な遊びを一緒に夢中でやる。
本能のままに。
そのときは、アラフィフのおばさんも子どももなく同じ方を向く仲間同士。
一体感。共感。心が膨らんで満たされた気持ちになる。
この感覚、たぶん子ども同士も感じてるはず。
こんなささやかな時間が守られる・大切にされるたまごでありたいです。
(年中母たかりん)
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「 野外保育とよた森のたまご」
お問い合わせ:morinotamago2010@yahoo.co.jp
代表:遊佐(ゆさ)
TEL:080-5122-1052
HP:https://www.morinotamago.com/
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私のカッパのポケットから、Yゴがくれたお手紙が出てきた。
これは、Sホが書いたメモを見てみんなでおもしろいねー!と笑ったあとにYゴが自分で書いて、私に見せてくれたものだ。
「なおは あしが おそいー めっちゃおそいー!」
とか、「う◯こー」とか、汚い言葉も入れていたけど(^^;;
メモを見せながら、爆笑しながら気持ちを伝えてくるYゴがいた。
その時のキラッキラのサイコーの笑顔が忘れられない。
Sホが 文字で表現している面白さを感じて、自分もやってみたい!と心が動いたのだと思う。
「Sホはつかまえられるのはだめ」というのを見て、「なおはおそい」と伝えにきたのだろうか^ ^
Yゴの気持ちがあふれているのがうれしかった!
ーーー
幼稚園教育要領・保育所保育指針の中に、5歳児修了までに育ってほしい「10の姿」というものがある。
昨年度末のスタッフミーティングで、森のたまごの子どもたちの姿や活動がどれくらい当てはまるのか、スタッフで意見を出し合った。
空白になる項目はなく、室内や園庭でしっかりと意図的に設定した環境ではなくても、豊かな自然環境や豊かな人的環境に囲まれて、子どもたちは自主的な遊びの中で育っている、と野外保育に自信を持つことができた。
まだまだ改善できるところはあるのだろうけれど。
今回の事例は 10の姿の中の一つ
8 数量文字等への関心・感覚(遊びや生活の中で、数量などに親しむ経験を重ねたり、標識や文字の役割に気づいたりして、必要感からこれらを活用するようになり、数量・図形、文字等への関心・感覚が一層高まるようになる)
へ向かう姿ではないかと感じた。
必要感から、みずから文字(記号)を書いて表現する感覚を楽しんでいる姿があった。
学校のお勉強や跳び箱のように成果が目に見える一斉活動はないけど、自主的な遊びの中で、必要感の中でイキイキとした感性とか心が育くまれているのを感じる。
子どもの隣で子どもが感じる面白さに共感し、友達同士ひびきあい、心を育てるのが保育だと感じている。
(スタッフなお)
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「森のたまご」
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HPはじめました!
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