野外保育 とよた 森のたまご
小さな草にも、大きな木にも、一つ一つに役割があり、私たちの生活に欠かせないものを、
小さな手で触れ、いろんな気持ちをいっぱい感じ、育ってほしい。
子ども同士の関わり、時間を大切にし、満足感や、達成感をたくさん味わってほしい。
大人たちは少し口を閉じ、子どもたちが何をどう選ぶのかそっと見守り、
必要な時には知恵のエッセンス。
大人も子どもも育ち合い、自分らしく生きる・・・
『森のたまご』にしか出来ない、手作りようちえんを創っていきたいと思っています。
今日は風が強く砂ぼこりにまみれての畑作業でした。
みんながもう集まったはずなのに、何だか畑に人が少ないと思ったら・・・
居ました居ました、朝一からザリガニ獲りに精が出るMん、Yと、Tみ、そしてP太。
既に大きいのと小さいのを1匹ずつ捕まえていて、「大きいのはオレが獲った!」とMん。
予想はついていましたが、この勢いでちっとも朝の会に戻ってきません。やのちゃんや母たちが代わるがわる声かけをするも、どこふく風。最終的には、「じゃあ今日はたまごをお休みしてたってことで、ここでザリガニ獲り続ける?」と聴かれ、はいはいわかりましたよ・・・という感じで戻って来てくれました。
5月の畑は大忙し。トマト、タイガーメロン、オクラ、かぼちゃなどを植えます。
作業そのものが新鮮な小さい組さんKねとHまはお姉さんたちに混ざって積極的に働きました。
畑はベビーちゃんたちも参加ができるので、のびのび活き活きとして、そしてこうなります。
畑作業が一段落すると、様々な遊びが始まり、中でも今日の注目は「P太の薬屋さん」。
よもぎや草花を石の上で叩いて叩いて、そして煎じてエキスを抽出。
万能薬が出来た!ということで、雨水利用されているとは知らずに服用したおぐちゃん。こういう面白い遊びは伝播します。午後は、真ん中組のKたとLおが薬屋さんに。葉っぱのお金でお薬を買った私は、飲むマネでその場を収めようとしたのですが、Kたから「オレたちは飲んだよ」と言って“オレの酒が飲めんのか”と迫られている感じがして、内心ここで少しでも飲めば兄弟の契りが交わせるかもしれない!とも思いましたが、やはり無理でした・・・
今日の畑はぜひお口に入れたいものもありました。
一つだけ赤くなったイチゴです。この一つが貴重であることをたまごたちは暗黙の了解で知っているようでした。
誰か一人が食べてしまうということはなく、最後に一つを16等分してみんなで味わいました。
いつか、やのちゃんが言っていましたが、みんなが家族のようなたまごたちです。
(くらら)
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