只今絶賛大量発生中の毛虫、マイマイガ。森のたまごの活動場所の森の中ではどこでも遭遇します。
今日もたくさんいました。
以前は子供たち、毛虫を見ると害虫とみなし、すかさず足で勢いよく踏み潰していました。
ところが先日、森の生き物に詳しいおじさんにマイマイガは毒を持っていないんだよと教えてもらいました。
それからはマイマイガを見かけると「こいつは毒ないんだよ」と踏まずにいる姿が見られるようになっていました。
今日のおさんぽ中、そのマイマイガがHくんの長靴を登ろうとしていました。
それを見たKなちゃんが足で落とし、さらに踏んで退治してくれました。Hくんもありがとうと。
ところがそれを少し先から見ていたHまが「それは毒ないから踏んじゃだめ!」と叫びます。
その言葉にHくんを助けて満足気だったKなは怒れます。
Hまは先に行ってしまいましたが、Kなはまだまだ怒れます。
「Kなちゃん、Hくんのためにやったのに!」「Hまきらい!」
そんなKなにHまも怒れてきます。「Kなちゃんきらい!」
おさんぽは先に進めどなかなか2人の怒りが収まらないのか、2人のぶつぶつ独り言?のような文句は続きます。
そこで足を止めて2人に聞いてみました。
「なんでそんなに怒ってるの?」
「…。」「…。」
私は状況を知っていたので確認の意味も込めて「……だったから怒れたんだよね?」とお互いに聞いてみました。
2人とも「うん。」と。
そこでHり乱入です。
「どうしたの?」「どっちが悪いの?」「それは○○が悪いよ」
全く状況を知らない中、堂々と断定的なことを言うHりに「今は2人が話してるから!」と言いますが、Hりは止まりません。
しかし2人を見るとHりの話をちゃんと聞いています。
そして「Hまは嫌だったんだよね?」「Kなちゃん怒れたんだよね?」Hりの2人に対する共感の言葉に2人はしっかりうなずきました。
他にもたくさん的外れな(笑)ことも言っていましたが、話が一段落すると、Hまはもういい!という感じで先に走っていき、残ったKなも全く違う話を始めました。
「Hまは3歳でKなちゃんと一緒でしょ、もう許してあげなよ」傍で聞いていて、???となったり、笑ってしまうようなHりのお説教でしたが(Hま年中4歳、Kな年少3歳です)、おかげで2人の怒りは収まったみたいです。
Hりに怒れる気持ちを受け止めてもらえて満足だったのかな?
(みき)
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