水曜日は畑の日。じゃがいもの葉が大きくなり、里芋の苗が新たに仲間入り。
里芋の苗を見て、こどもの頃に里芋の大きな葉っぱを傘にして遊んだ雨の日のことをを思い出しました。こどもたちが大きくなっても、何かの瞬間に今日のことがつながっているとうれしいな。
この日はトマト、バジル、かぼちゃ、とうもろこしなど夏野菜を植えて、真っ赤ないちごと大きな玉ねぎをたっぷり収穫。
こどもたちはいちごを収穫して満たされたのか畑の隣の田んぼやカエルが気になって、ひとりまたひとりと泥水の中へ。はじめはゆっくり歩き、感触になれてくると走ったりジャンプしたり畑仕事は目に入ってない様子。
畑から離れた場所では年少女子たちがキッチンコーナーを作って熱心におままごとをはじめたが、気がつけば数人で何やらもめている。みんな同じフライパンが欲しくなったのだ。
とられたものをどう取り戻そうか、返してもらえるまで態度で言葉で伝え続ける年中Mビ。
自分が手にしたいものをどう貸してもらおうか泣きながら大人に訴えつづける年少Iト。
周りの気持ちを察しつつ、それでも返したくない思いであふれる年長Uノ。
「(このいざこざを)解決するためにはどうしたらいいと思う?」と大人びた言葉でMビとIトの気持ちをUノに伝えた年長Sナ。
小さなフライパンをめぐってたくさんの感情が渦巻き、意見がぶつかった。みんながお弁当を食べはじめても続く静かで長い攻防戦。ケンカなんだけど、大好きなままごとがしたい、みんなと一緒にいたい、が根底にあるんだなと傍にいて感じました。なんてかわいいのだ、こどもたち。
大人からしたら、どこかで上手く折り合って仲良く遊べばいいのにって思うことも正直あるけれど、
湧き上がる素直な気持ちを出してほしいからこどもたちの想いの伝え合いは丁寧に見守りたいと思う。
このいざこざ、ひとり残ったMビが念願のフライパンを手にして、少し遊んで「もういいや」と言い残しそれは清々しい顔でみんなのいるテントに戻っておしまい。
暑い1日で口の中も水筒もカラカラだったけど、心のどこかは潤ったよ。
今日もありがとう。
(みゆき)
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