ふーだお通信

2010年までは中国での生活日記。2010年以降は福島(中国語でfudaoと発音)での事。

06年 学年末

2007-03-29 10:59:51 | こども関係(~2010年3月)
もうすぐ4月。日本は年度末だ。
子ども達も、日本だったら4月からそれぞれ小学2年、幼稚園年少に進級するのだが、現地の学校なので9月にならなきゃ学年変わらず。

しかし、息子の補習校は日本式に運営されているので、先週土曜日が終業式。校長先生から、来月にはそれぞれ進級しますよ、といったお話があった様子。

2006年度も終わりかあ、と、去年のちょうど今頃、補習校開校に向けてあたふたしていた頃を思い出す。あれから1年、早かったなあ・・・。

息子はまず補習校で小学生になり、9月に現地校に入学して本格的に1年生になった。9月からは圧倒的に中国語の勉強時間が長くなり、中国語の進歩は目覚しいのだが、日本語の勉強、当初私が考えていたような、「学校では中国語、家ではしっかり日本語を」と思っていた具合にはなかなかいかず、ベネッセの通信教材も今ではすっかりひと月遅れ。それに、通信教材はやっぱりドリル形式なので、ドリルの答えは書けても自分で考えて長い文章を書く事はなかなかない。

そんな中で補習校の、教科書の音読や文章作成などの授業が本当に有り難い。

息子の中国語、習った事はわかるが、語彙が圧倒的に少ないので、現地校の宿題でよく出てくる’絵を見てその状況を文にしましょう’といったような、文章を作る事となると、かなり苦労する様子。

しかし補習校の授業で以前あった、例えば’自分でなぞなぞを考えよう’というような文章は、本人も楽しんで書いているようで、普段中国語ではなかなか表現しきれない自分の考えなどを自由に日本語で書いて表現できる、という事は、たぶん彼にとってもかなりすっきりする事なのだろうなあ、と思ったりしている。

補習校開校前は、補習校で日本語で先生や友達と話せたりできれば楽しいだろう、くらいにしか思っていなかったが、自由に日本語を使って自分の考えをまとめ、発言したり書いたりして表現する、というのは、家庭学習だけではなかなか手がまわらないところなので、たとえ週に4時間でも、やらないよりは全然良い。

そして私自身、1年前は(中国語も日本語も頑張って!)などと思っていたが、1年経った今、(普段あんなに中国語勉強してるんだから、日本語ができなくても仕方ないよなあ。まあ、文章を作った時に、骨組がしっかりできてさえいれば、カタカナが間違ってても送り仮名が間違ってても成長していく中で直っていくだろうから、あんまり焦らず見ていこう)と思うようになった。

それから、息子の事ばかりで最近全然登場しない娘。

うちの娘は、日本だったら本来この4月に幼稚園年少入園なのに、彼女はすでに1年半前から入園。
本来のしゃべりたがり屋の性格が良かったのか、現在ベラベラ中国語を話している。
さらに、息子が宿題をしながら「おかあさん、この言葉はなんて意味?」と中国語で発音すると、時々娘が「○○ってことだよ。」と答えたり。

しかし彼女の日本語教育も大事なので、息子同様寝る前の絵本読み聞かせだけは続けている毎日。

そうか、この娘は日本だったら今頃「もうすぐ幼稚園にいくんだよ~。」などと話しているはずだったのか。お兄ちゃんにばかり目がいってしまい、そういえば七五三の写真も撮ってなくてごめんなさい。今年こそは写真館で写真を撮ってあげたいものだ・・・。

子どもの成長と共に、月日の経つのがどんどん早くなるように感じるこの頃。
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