【丸山眞男】
「中央公論」2月号が特集「国立大学・文系不要論を斬る」を組んでいるのを知り、さっそく買ってきて読んだ。あきれた。編集部が送ったアンケートに対して答えた大学のうち、自分に都合がよい意見だけを掲載し、それに竹内洋(「教養とは」の類の本の著者)の巻頭言、経済学者佐和隆光、教育学者E.ヴィッカース、政治経済学者猪木武徳の論評を加えただけのしろものではないか。純粋の理系学者から、いまの日本の . . . 本文を読む
【訃報=加島祥造】
1/6「日経」が加島祥造(92歳)の訃を報じていた。見たことのある名前だが、どんな仕事をした人か思い出せない。「蔵書目録」に「加島祥造」と入力し、「エクセル」左上隅の◇印をクリックして、すべてのマス目(15x約6000=約9万ある)に検索をかけたら、3件がヒットした。
1) E.ヘミングウェイ(加島祥造訳)「日はまた昇る(「新集世界の文学」35)」,中央公論社,1968/11 . . . 本文を読む
【死亡診断書】
患者が亡くなったら医者は死亡診断書を書かなくてはいけない。これがないと役場が「火埋葬許可証」を発行してくれないから、葬式はできても遺体を焼き場に送れない。これには死因と死亡時刻の記入が必要である。またコピーを保存しておくことも必要である。田舎の役場など死亡診断書を破棄するところもあるからだ。
高校の寮時代の友人で医師となり山陰の病院に勤務していた男が、親類の家で暖房用のストーブ . . . 本文を読む
【死亡宣告】
年明け早々M3で「患者の臨終に立ち会った時に家族にどう告げるか?」という質問を、医者になってまだ10年にならない内科系の医師が投げかけている。
より経験年数の多い医師の一人からのアンサー:
<老人病院に勤務中に、100名以上の死亡診断書を書きました・・・「死亡時の言葉」、私も悩みました・・・「ご臨終です」が、もっとも一般的で、遺族も、その言葉が受け入れやすいと思い、使っていまし . . . 本文を読む
【消滅する集落】
今年は元旦から「中国」で「消滅寸前の限界集落」にスポットを当てた「中国山地」連載が始まった。興味深く読んでいる。この新聞はかつて高度成長経済が始まった頃「中国山地」という連載を行った。その後、もう一度「西中国山地」という連載でその後の中国山地を取り上げた。二度目の時には高校同期の安藤欣賢君が担当したと記憶する。いずれも囲み記事で、読みやすく内容もよかった。
同じ中国山地が今 . . . 本文を読む