昨晩は春の嵐が吹き荒れた。朝方には雨は止んだが風は収まらない。日が差して気温がどんどん上昇している。今日は「みどりの日」。朝刊を見ると一面緑色の特集紙面になっている。伊勢神宮の内宮南側に広がる神路山を流れる五十鈴川上流部の大きな写真が載っている。こんな所をのんびりと歩いてみたくなる。
出かけようと思ったが、あまりの風の強さのために自転車は諦めた。そこで、久しぶりにバイクを持ち出した。バッテリーの充電を兼ねて、見沼田圃まで走ることにした。
走り出すと強風でバイクが倒されそうになる。車とぶつかっては危険なので、裏道を走ることにする。
見沼田圃の中をぐるぐる走り回っていたら、コンクリ造りの用水があった。バイクを止めて覗いてみるとたくさんの鯉が集まっている。バシャバシャと水音を立てて雄が雌を追いかけ回している。

しかし、コンクリの水底で卵はどうなるのだろうか。泥もなければ水草もない。必死に産卵の動きをする鯉を見ていたら、哀れな気がしてきた。人間の都合で作り替えられてしまった用水、昔の用水であれば産卵も楽だっただろうにと思う。
用水にはコサギもいた。小魚がいるようで、じっとそのチャンスを狙っている。

みどりの日とは、自然に親しむと共にその恩恵に感謝し、豊かな心を育むことを趣旨としているという。田圃の畦道がアスファルトになり、用水がコンクリ造りで鯉が産卵もできない状態を見たら、みどりの日が色褪せてきてしまった。
出かけようと思ったが、あまりの風の強さのために自転車は諦めた。そこで、久しぶりにバイクを持ち出した。バッテリーの充電を兼ねて、見沼田圃まで走ることにした。
走り出すと強風でバイクが倒されそうになる。車とぶつかっては危険なので、裏道を走ることにする。
見沼田圃の中をぐるぐる走り回っていたら、コンクリ造りの用水があった。バイクを止めて覗いてみるとたくさんの鯉が集まっている。バシャバシャと水音を立てて雄が雌を追いかけ回している。

しかし、コンクリの水底で卵はどうなるのだろうか。泥もなければ水草もない。必死に産卵の動きをする鯉を見ていたら、哀れな気がしてきた。人間の都合で作り替えられてしまった用水、昔の用水であれば産卵も楽だっただろうにと思う。
用水にはコサギもいた。小魚がいるようで、じっとそのチャンスを狙っている。

みどりの日とは、自然に親しむと共にその恩恵に感謝し、豊かな心を育むことを趣旨としているという。田圃の畦道がアスファルトになり、用水がコンクリ造りで鯉が産卵もできない状態を見たら、みどりの日が色褪せてきてしまった。