入間川ハイキングに行き、トビと出会う

　昨日は曇り空で、一時、小雨がぱらついた。心配した台風は日本海を北上し、関東直撃は免れた。しかし、昨夜はかなりの風が吹き、金木犀の花が散ってしまった。

　今日は、朝から台風一過の秋晴れだった。そこで、前から予定していたハイキングに行ってきた。西武鉄道主催の「入間川の風を感じながらコスモス畑を訪ねよう」だ。このコースは昨年も参加した記憶がある。

　いつもより少し早めに起き、自転車で東川口駅まで行く。途中、セブンイレブンで昼食を買う。武蔵野線は相変わらず混雑していた。秋津で西武線に乗り換え、稲荷山公園駅に着いたのが午前９時前。

　申込書を記入し、スタート時間まで列に並んで待つ。見回すと、皆、団塊世代の人たちばかりだ。

　スタートすると、稲荷山公園には入らず航空自衛隊入間基地に向かう。途中で茶畑を見る。時々自衛隊機が飛び、物凄い爆音がする。この辺りに住んでいる人たちは騒音に悩まされていることだろう。

　入間基地はフェンスに囲まれていて、中は見えない。途中、門の所に自衛隊員が立っていた。街中を歩き、八幡神社に着く。木陰で暫く休憩する。この神社は由緒ある神社のようだ。「史蹟　新田義貞駒繋の松」と看板が立っている。

　新富士見橋を渡り、いよいよ入間川の土手を歩く。野鳥の姿を探しながら、のんびりと歩く。他の人たちは歩くことに専念しているようで、どんどん抜かされてしまった。

　土手の上を歩くのを止めて、土手下を歩くことにした。川辺に行くと、川の中にカヌーを漕いでいる人がいた。水面を滑らかに進むカヌーを見ていたら、自分も乗りたくなってしまった。

　上空にトビが飛んでいる。それも３羽もいる。見上げていると、カラスと喧嘩しているようだ。カメラを向けたが、飛んでいるトビを捉えることは難しい。どこかに止まらないかと暫く待っていた。すると、川向うの木に止まった。

　これまであちこちで飛んでいるトビは見てきたが、木に止まったのを見るのは初めてだ。カメラを向けたが、やはり遠い。ズームにして撮影したが、なかなか鮮明には撮れない。それでも、木に止まったトビとの出会いにワクワクしてしまった。

　先に行くと、砂防ダムがあった。何か動いていると思ったら、セグロセキレイがいた。川の中にはダイサギがいた。何枚か撮影したが、これもまた遠くて鮮明には撮れない。

　ゆっくり歩いていくと、１羽のトビが川の中州に降りた。急いで行ってみると、中州でカラスとにらみ合っていた。魚を狙っているようだ。川岸の足元の悪い中、何とか撮影できた。トビの嘴の鋭いことには驚くばかりだ。



　今日はトビとの出会いがあり、満足して帰ることができそうだ。土手のところで昼食にする。サンドイッチを食べていると、目の前にショウジョウトンボが止まった。赤い体が日に映えて実にきれいだ。

　入間川大橋に着くと、遠くに富士山が見えた。橋を渡り、途中から田んぼの中に入る。コスモス畑があったが、花が少ない。まだ蕾がたくさんあり、満開になっていなかったのが残念だ。

　ゴールの新狭山駅に着いたのが、午後１２時半。予定より少し早かった。



　帰りは西武新宿線で所沢まで戻り、西武池袋線に乗り換える。秋津で武蔵野線に乗り換え、東川口まで戻る。家に着くと、万歩計は１９，８１１歩になっていた。距離は１４．６ｋｍ。今晩も熟睡できることだろう。