もっちゃんのボケ防止日記

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玉川上水ハイキングでヤマガラと出会う

2016年10月12日 15時30分31秒 | 日記
 今日は朝から晴れて、一日中秋晴れだった。暑くもなく、寒くもなく、秋は爽やかでいいもんだ。

 今朝は、いつもより早めに起きてハイキングに出かけた。西武鉄道主催のウィークデーハイキング「秋の玉川上水遊歩道を歩く」への参加だ。

 いつものように自転車で東川口へ行き、武蔵野線で西国分寺で中央線に乗り換えて拝島駅まで行く。中央線は事故があって電車が遅れていた。また、驚いたことに、降りるときにドアーの開閉ボタンを押すようになっていた。都会を走る電車で初めてのことだ。何故、そういう仕組みになっているのか分からない。

 拝島駅を出て、直ぐに受け付け。9時前にスタートとなる。踏切を渡り、直ぐに玉川上水の遊歩道を歩く。今日も熟年世代の人たちばかりだ。

 上水は幅3メートルくらいの川で、堀のように深く、底にかなりきれいな水が流れている。両岸には高い木が立っている。欅や桜、銀杏、ブナなどの古木が多く、歴史を感じる。紅葉には少し早すぎたようだ。

 今日のコースは玉川上水に沿って10km余りを歩くことになっている。

 -玉川上水とはー (インターネットから)

 玉川上水は、かつて江戸市中へ飲料水を供給していた上水(上水道として利用される溝渠)であり、江戸の六上水の一つである。多摩の羽村から四谷までの全長43kmが1653年に築かれた。また、一部区間は、現在でも東京都水道局の現役の水道施設として活用されている。

 羽村取水堰で多摩川から取水し、武蔵野台地を東流し、四谷大木戸(現在の四谷四丁目交差点付近)に付設された「水番所」(水番屋)を経て市中へと分配されていた。水番所以下は木樋や石樋を用いた地下水道であったが、羽村から大木戸までの約43kmはすべて露天掘りであった。羽村から四谷大木戸までの本線は武蔵野台地の尾根筋を選んで引かれているほか、大規模な分水路もおおむね武蔵野台地内の河川の分水嶺を選んで引かれている。

 1722年(享保7年)以降の新田開発によって多くの分水(用水路)が開削されて武蔵野の農地へも水を供給し、農業生産にも大いに貢献した。

 歩き始めると、枯れた木に赤いキノコがついている。何キノコかは分からないが、日に映えて何となく美しい。木々の間を歩くと爽やかで涼しい。所々に巣箱が架けられている。野鳥がいるのかと思い、探しながら歩く。しかし、ヒヨドリくらいしか姿を見ない。

 上水にカルガモがいた。水の流れが結構速く、カルガモが流れに乗っていた。

 武蔵砂川駅手前で玉川上水伏せ越しを通る。玉川上水が残堀川の下を流れる立体構造になっている。伏せ越しは見沼代用水にもあるが、ここも同じようなサイホン工法が使われているようだ。詳しいことは分からない。

 先に行くと、多摩モノレールの玉川上水駅があった。モノレールが来ないかと見ていたが、やって来ることはなかった。残念。

 小平監視所というところに着く。上水が水門でせき止められている。ここでは、玉川上水に含まれる土砂やゴミの除去及び水質監視を行い東村山浄水場に導水管で送水しているそうだ。

 監視所脇で階段を降りると、昔の露天掘りそのままと思われる所に出た。崖の上からきれいな水が流れ込んでいる。説明板を読むと、次のように書かれている。

 「この水は、昭島市にある東京都流域下水道『多摩川上流処理場』からの再生水です。これによって、水のなくなった『玉川上水』に清流がよみがえりました。わが国の清流復活の先駆けとして全国の『甦る水100選』に選ばれました。

 このような形で清流復活が行われていることは、実に喜ばしいことだ。

 コースを外れて、昔ながらの流れを見に行く。すると、目の前に野鳥が飛んできた。何かと思ったら、ヤマガラだ。近くに赤い実のなった木がある。そこにやって来ているようだ。静かにしていると、数羽がやって来た。地面に降りて、盛んに何かを啄んでいる。人が来ると直ぐに逃げていく。そして、人の姿がなくなるとまた飛んでくる。木の枝に止まったり、地面に降りたりと動きが激しい。黒い頭に白い顔、橙色のお腹、翼と尾羽は青灰色のヤマガラは雌雄同色なのでオス・メスの区別がつかないが、ヤマガラもきれいな野鳥だ。



 ヤマガラには広島で出会ったが、こんな所で出会うとは感動ものだ。今日は野鳥との出会いはないものと諦めていたので、最後に出会えたことに感謝したい。

 暫くいると、シジュウカラも飛んできた。ヒヨドリにキジバトも飛んできた。どうやら、この木は野鳥のレストランになっているようだ。

 ヤマガラとの出会いに満足して、ゴールの東大和市駅に向かう。駅に着いてスタンプを押してもらおうと思ったら、何とポイントカードがない。家に忘れてきたようだ。何たることか。家を出るときには忘れ物がないかを確認しているのだが、出かけると何かしら忘れていることが多い。これも年の所為かと些か情けなくなる。



 ポイントは諦めて、駅前のベンチでお昼にする。12時を過ぎているので、かなりお腹がすいていた。おにぎりとサンドイッチを食べる。駅の傍に薬用植物園があったが、あまり関心がないので寄らずに帰ることにした。

 帰りは萩山経由で青梅街道駅まで行く。青梅街道駅から武蔵野線の新小平駅までは歩きだ。大した距離ではないが、不便なものだ。新小平から武蔵野線で東川口に戻り、自転車で家に帰る。

 万歩計は19,002歩、14.0kmになっていた。10kmコースはたいして疲れることもなく、今の私にはちょうど良い距離だ。

 10月は、ハイキングがいろいろな所で計画されている。来週も何処かへ出かけようと思う。