もっちゃんのボケ防止日記

新型コロナウイルスに感染しないよう三密を避けて鳥撮りに嵌っています。

能面作品展を見てきた

2017年01月31日 14時25分51秒 | 日記
 今日で1月も終わりだ。振り返ってみると、今月は野鳥との出会いを求めて14日出かけていた。ハイキングには2日しか参加しなかった。週に1度はハイキングに出かけるつもりだったが、2月は回数を増やそうと思う。

 今朝は、快晴だったが北風が吹いて寒かった。風が収まったら出かけようと思っていたが、昼を過ぎても冷たい風が吹いていた。

 そこで、草加で開催されている能面作品展を見に行くことにした。妻がヨーカ堂へ行くというので、車で一緒に出かけた。

 作品展はヨーカ堂のあるビルの6階ギャラリーで開かれていた。会場に入ると数人の人が来ていた。直ぐに、作者が来て挨拶した。

 作者というのは、同じ職種で仕事していた昔の仲間だ。現職の頃から能面づくりを始めていた人で、何となく気の合う仲間だった。

 話を聞くと、能面を打ち始めてから22年経つそうだ。今回は、36の作品を展示してあるという。1つ1つを丁寧に見て歩いたが、どの作品も能面に潜む喜びや悲しみを感じさせるものばかりだ。能にあまり興味はないが、仲間が作った能面かと思うと感慨もひとしおだ。



 能面公募展にも何回か入賞している。私が気に入ったのは、審査員特別賞をもらったという「俊寛」という作品だ。

 この面が使われるのは、「平家物語」に描かれた俊寛の悲劇を舞台化した能だ。同志と別れて孤島に残され、前にも増して絶望の淵に追い込まれる俊寛の哀れさが滲み出てくるような面をしばらく眺めていた。

 見終わると、奥様が出てきた。奥様とは、以前に職場を共にしたことがある。私の妻のことも知っていて、暫し、昔話をする。

 同じリタイア組であっても、私とは全く違う生き方をしていることに羨ましさを覚える。人それぞれというが、大事なことは人生に満足するかどうかだろう。

 次回の作品展を楽しみにしていると言って、仲間と別れ会場を後にした。

 今日は野鳥との出会いはなかったが、懐かしい仲間との出会いに満足した日だった。