イネ科植物は風媒花ばかりなので花は地味だし、分類も難しい。
単にグラースとかイネ科雑草としてひとまとめにしてしまえばハイそれまでだが、
トータルボリュームも多く、景観を形づくる点でも重要な存在だ。
中にはススキやエノコログサの仲間のように誰でも知っている顕著なものもある。
せめてそういったイネ科くらいは取り上げてみようかなと思う。
キンエノコロの群生
ススキはどこにでもある植物だが、ありすぎるものだから、
いつでも写せると高をくくってしまい、(野生種の)手持ち写真は今までさっぱり無かった。
もしかしたらまともに撮影したのは今回が初めてかもしれない。
9月下旬、鳥海山麓にて。ススキの群生。
ススキの穂は新鮮な頃は赤みを帯び、光の具合によってドキッとするほど美しいものもあるが、
今回は撮り逃がしてしまった。来シーズン以降の課題としよう。
下左に、
ススキの初々しい穂花の一例(2010年8月下旬、岩手県で撮影)。
右上はヨシの穂花。
ヨシもススキと同様、知名度の高いイネ科だが、穂花はやや薄汚れた感じで、美しさではススキに敵わない。
下写真では手前に群生しているのがヨシ。後ろがススキ。
続いてエノコログサ。
ネコジャラシの愛称でも親しまれているが、
「エノコロ」自体、「犬ころ」の意味なので、ヒトに最も近しいペット両方に通じるイネ科である。
キンエノコロ
ここではただのエノコログサも混じっていた。
エノコロのコーナーは全て9月下旬、鳥海山麓で写したものだが、
キンエノコロが異常に密な場所があった。
ここは採草地の隅なので特に栄養状態がよいのか。
イヌやネコといっしょに駆け回りたくなる風景だった。
チカラシバはブラシのような穂花を立てて咲かせる。
個人的には、エノコログサと同様、親しみのあるグラースだが、
いざ探すとなかなか巡り合えなかった。
以上。
ふわふわのこのかんじが可愛くて結構好きなんですよ🎵
私が、時々彼岸花と一緒に写していたエノコログサは、キンエノコロっていうんですね🎵
知らずにアップしていました(^_^ゞ
ありがとうございます😊
ネコジャラシは近頃、横手実家の屋敷畑を占領するようになり、
https://blog.goo.ne.jp/mouura2/e/65bd3798b4c0e369e217ee37fcc28032
私にとっては憎き草刈りの対象となりました。
しかし他所に生えている、特にキンエノコロの群生はめんこい、見ていても心が和むものです。