モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

今日はアザミの日だろうか。(2024年6月12日ほか)

2024年06月26日 | 野草/夏・秋

6月12日は今年初めて鳥海山に登った(記録はこちら)が、
その帰り道、鳥海ブルーラインを鉾立から少し下った下鉾立付近の道端に
でかいアザミを見つけた。




このアザミ、実は数年前からその存在に気付いていた。

ただしやたらと駐停車できるような場所ではないので何回もやり過ごしていた。
ちらりと見かけた範囲では、鳥海山の固有種、チョウカイアザミとよく似ていると思った。

しかしチョウカイアザミは鳥海山でも割と高いところに生育し、
鉾立ルートを歩いて目にするのは御浜の稜線に近いところ、
標高1500mより上に行かないと出てこない。
ところが下鉾立の標高は900mくらいだ。
当初はチョウカイアザミが部分的に低所に降下したものと考えていた。
ところがこの日、御浜で見たチョウカイアザミはまだ芽を出したばかりのレベルだった


6月12日、御浜(標高1700m)で見かけたチョウカイアザミの芽出し
 

右上写真は2018年7月20日、御田ヶ原分岐付近(標高1700m)で見たチョウカイアザミ開花個体。



チョウカイアザミが開花するのは早くても七月中旬以降と記憶している。

今回は交通の安全を確かめた上で思い切って車を停め、撮影に及んでみた。

6月12日、下鉾立の道端で見た大型アザミ
 



その結果、わかったことだが、

この大型アザミは東北の他の山でも比較的高所に見られるオニアザミのようだった。


この日は大型アザミに縁のある日のようだ。
今度は下界に下りて日東道(日本海東北道)の
西目パーキング(由利本荘市)に立ち寄ったところ、
パーキングの草藪に次のような棘だらけの大型アザミが咲いていた。




 


こちらはアメリカオニアザミ(セイヨウオニアザミ)という帰化植物だ。

我が国の生態系に被害を及ぼすおそれのある外来種(生態系被害防止外来種)に指定されている。
早急に駆除すべきではあるが、危険な棘があるため、素手で扱ってはいけない。
少なくとも皮手袋や厚手のゴム手袋を着用すべきと思う。


高速道を下りて、由利本荘市の田園地帯を走っていたら、
今度は一般的なノアザミが咲いていた。

ただし今日のノアザミの花は終盤モードにさしかかっており、しょぼいものばかりだった。
そのため写真は昨年(2023年6月1日)、由利本荘市の国道端で見た最盛期のもので代替しようと思う。
どうかご寛容頂きたい。




 





以上。


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