(本頁は「2014年4月2日、高館山2nd」の続きである。)
4月2日は朝、高館山に登った後、比較的近くに有る「とある山」にも登っている。
実はこの日のメインは「とある山」だったのだが、目的とする雪割草は日が差さないと開花しない傾向がある。
この日の朝は曇っていたが、予報では昼頃から日が差すとのこと。
未明のうちに秋田市自宅を出たので、夜が明けたらすぐに山形県内に入ってしまった。
そのため昼近くまで(鶴岡の)高館山で時間を潰したような次第。
この山を「とある山」としているのは、この山に雪割草が生えているせいだ。
多くの登山者が雪割草保護のためか、
開花シーズンの山行きではこの山の名を伏せているので私もそれにならった。
このお山はいざ登り出すと、急坂の両側に椿(ユキバタツバキ?)が多く生えているが、
今年はほとんど咲いてなかった。年によって開花にムラが有るようだ。
急坂を登り詰めると、シュンランがちらほら。
咲いている株はひとつだけしか見出せなかった。
四合目を過ぎると、道端にミスミソウが現れる。
最初は白ばかりだ。
登山道に犀かトリケラトプス(恐竜)の頭部を連想させるような古木が突き出している。
これはシナノキとの札が付いていた。
この辺りから冒頭写真のような青紫やピンクの個体も見られるようになる。
六合目を過ぎると、キクバオウレンも目に付くようになった。
と同時にドキッとするような濃い青紫の個体も・・・
このあたりがこのお山の雪割草の真骨頂かもしれない。
ただし株は小さく、花もとても小さく、笹薮の中に埋もれていることが多い。
九合目を過ぎ、山頂間近になるとオオイワウチワが現れる。
今回は残念。まだ蕾だった。
山頂(展望台)に着くと、鳥海山が奇麗に見えるはずだが
今回は残念。雲に包まれたままだった。
下山後、北側の登山口にクルマで移動。
停めた場所の斜面にミスミソウが今年も咲いていた。
こちらの登山口はカタクリやキクザキイチゲなどスプリングエフェメラルが多いのだが、
今回はまだほとんど咲いてなかった。
今年は春が遅い。そういう年もあるんだ。
フキノトウ
(右上)マルバマンサク
「酒田~にかほ間の鳥海山(2014年4月2日)」に続く。
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