(本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。)
十月最後の日曜日は、家族サービスで鳥海山山麓にある中島台を訪ねてみた。
中島台核心部分の出つぼ
この日の秋田は朝起きた時は快晴だったが、
鳥海山に向かって南下するにつれ、雲が多くなり、中島台を歩き出したら、雨がぱらつき出す始末。
そう言えば、先週もひどい天気だった。週末に天気が悪くなるパターンに嵌り出したのか。
しかし今日は傘が必要と言うほどの降りではない。そのうち晴れるだろうと、三脚を担ぎ、森の奥へ。
何やら変なカタチのブナが現われたなと思ったら、廻りのブナがみんな変なカタチに変身してる。
その親玉とでも言うべく「あがりこ大王」に謁見。
あがりこ大王
「燭台」と名づけられた樹も負けず劣らず立派だった。
燭台
この森の紅葉の色は黄から橙までの狭い範囲に限られていた。
何故かくも黄色ばかりなのかー!?
理由1.主たる高木であるミズナラやブナの葉が黄~橙(褐)色である
理由2.林の下に生える低木も黄葉ばかりだった。
ヤマウルシ(右上の白葉はコシアブラ)
オオバクロモジ(後ろの丸い葉はオオカメノキ)
ツルシキミ
他の山では真っ赤になるヤマウルシやオオカメノキまでも、ここでは黄色なのだ!
これは何故なんだろう。
実ものも少しだけ。
ムラサキシキブ
庭木に使われるコムラサキに較べると、実つきは疎らだし、
ありふれた低木だが、森の中で出会うと嬉しくなる。
キノコもいっぱい有ったが、撮影し出したらキリが無いので一枚だけ。
更に森を進むと・・・
湧水が溜まった池が現れた。
中島台核心部分の出つぼだ。
出つぼのすぐ上流部には、流れる川が地面に潜る場所が有る。
撮影のため、私が立った場所で流れは忽然と消えている。
この場所を私は勝手に「入りつぼ」と呼んでいる(この場所は現在は立ち入り出来ない)。
中島台の湧水は出たり入ったりを繰り返し、獅子ヶ鼻湿原に注ぐ。
獅子ヶ鼻湿原末端の流れ。
流れの中に見える緑色のコケか藻のようなものは鳥海マリモだろうか。
この後、クルマに戻り、車中で昼餉をしたたむる。
家人は十分満喫したとのことだったが、私は・・・
\(`◇´;)真っ赤な紅葉が見たいーーー!
なので、午後は近場にある法体滝に向かう。
近場とは言っても、広大な鳥海山の裾を120度くらい移動するので、クルマでも1時間近くかかった。
法体滝周辺の紅葉は予想した通り、真っ赤だった。
法体滝は落差57.4m。豊富な水量と広い滝つぼに圧倒される。
法体滝の詳細は「紅葉の法体滝(2017年10月26日)」を参照されたし。
法体滝からの帰り道で見た紅葉。
以上。
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