(本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。)
今年(2015年)、鳥海山に登るのは、9月27日(記録はこちら)がラストだと思っていたが、
突然あるミッションをおびて10月18日にも行くことになった。
あるミッションとは、↓のような姿の鳥海山を撮影すること。
ミッションとなった写真。鳥海山本体と鳥の海。
今回は鉾立ルート上の賽の河原から、吹浦ルートの河原宿を経て、長坂道稜線に取り付く。
そのまま稜線を歩き、御浜方面へ。
さいわい天候にも恵まれ、首尾よく撮影出来たので、山頂には向かわず、
扇子森御田ヶ原山頂で早い握り飯を食べ、同じ道をさっさと下山した。
なお登りの時は太陽光の角度の関係で写真はほとんど撮っていない。
以下の写真のほとんどは下山時に撮っている。
よって写真の配列は上から下へとさせていただく。
扇子森御田ヶ原山頂から見た鳥海山本体。
今回、珍しく自分が入っていた写真があった。
山では通常、自らの写真は撮らないことにしている。
理由は姿があまりにもみっともないから。
ところが今回は扇子森御田ヶ原山頂で他の登山者から頼まれたので、カメラのシャッターを押してあげた。
するとどうしてもお返しをしなければならないと強く迫られ、仕方なく応じた。
私は自写真が極めて少ない。死んだらこの写真が遺影になるかもしれない。
扇子森御田ヶ原山頂から見た千畳ヶ原と月山森(1650m)。
雲の向こうに月山(1984m)
鍋森(1652m)
鳥海山の西側には鳥の海と言う火口湖がある
(最近は鳥海湖とも呼ばれるが私はこの呼び名を好まない。海の方が広くていいなと思う)。
その隣の鍋森は溶岩ドーム。麦わら帽子を伏せたような姿がめんこい。
御浜付近から鳥の海を望む。
笙ヶ岳方面を望む。
鳥の海。奥に月山森。
長坂道稜線から鳥の海を望む。
長坂道稜線から鳥海山本体と鳥の海を望む。
鳥海山本体と鍋森
鳥海山の1000m以上では紅葉は終わり、ほとんどの高山植物は枯れてしまった。
緑色に見えるのはハイマツとササばかりだが、
一部、常緑で冬を越す草木もあり、その姿は感動的ですらあった。
ハクサンシャクナゲ
シシガシラとイワカガミ
御浜の上から稲倉岳東面と中島台方面を望む。
御浜から見た稲倉岳(1554m)
日本海の眺め。手前の小山は観音森(685m)。
ミヤマナラの晩期紅葉
鉾立に近づくと・・・
鉾立の少し上から鉾立展望台を望む。
鉾立展望台からの大観
この写真を撮った直後、鳥海山は雲に包まれ、しばらく見えなくなった。
今回はなんとも幸運な撮影行だった。
冒頭の写真だが、
翌々年2017年春に開催された某学会ポスターに使用された。
(山頂部が少しモデイファイされ、虹が加えられている。)
2015年の秋、ある御方から、
それがしのfacebookに当時、掲示した鳥海山写真を学会ポスターや学会誌などに使いたいとの打診があった。
お受けしたものの、それならばもっとよく晴れた時の写真の方が良いと思い、
あらたに撮影に行ったのが今回の登山だった。
以上。
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