(本頁は「晩秋の北山緑化植物園・前編」の続きです。)
木を見ると、何故かホッとする。
今回、この植物園で一番気に入ったスポットはこちら。↓
時間があれば、ゆっくりベンチに腰掛けていたかった。下草のキク科を少し。
こちらは今まで見たことの無い野菊、‘キヨスミ’というシラヤマギクの品種だそうだ。
黄葉しているギザギザ葉はカシワバハグマ。
ツワブキ
オオバナオケラ Atractylodes macrocephala
オオバナオケラは中国原産で生薬として利用されるとのこと。新鮮な頭花は紅紫色。
アカンサス・モリスはハアザミという別名があるが、こちらはキツネノマゴ科。
アカンサス・モリス
このところ拙サイトでもよく話題になっているシソ科を幾つか。
シモバシラ
ピンク色のアキギリの仲間
メキシカン・ブッシュ(サルビア・レウカンサ)
メキシカン・ブッシュは日当たりの良い場所に伸び伸びと咲いていた。
秋田でも最近はよく見かけるようになったが、冬の間に傷むことが多い。
再び地味なシソ科。
クロバナヒキオコシなのに、この株の花はピンク味が強かった。
右上のシソ科は小花だが、花色は目を引くピンク色だった。
カラミンサ・ネペタの改良品種と思われる。
手前のアオイ科はアニソドンテア・マルバストロイデス Anisodontea malvastroides か。
ここにはいろんなスタイルの庭園がひしめき合っている。
水生植物のエリア
ミズカンナ
パニクム `ヘビーメタル' Panicun virgatum cv.
奥の建物は小蘭亭。関西でもいよいよ紅葉が始まっていた。
ひときわ紅いのはスズランノキ。
世界三大紅葉樹のひとつで、うちの庭にも十年くらい前から有るが、こんなに大きくない。
三大紅葉樹のもうひとつ、ニシキギも近くに有った。
スズランノキ Oxydendrum arboreum(ツツジ科)
カイノキ Pistacia chinensis (ウルシ科)
右上の羽状複葉のみごとな紅葉はナナカマドに似ているが、ここは関西なのでたぶん違う種類だろうと思った。
帰ってから聞いたところ、YoYoさんいわくカイノキ(楷樹)ではないかとのこと。
孔子廟に植えられたり、酒のおつまみビスタチョに近縁と後で知る。
この紅葉は不明。マンサク科の何かだろう。
紅葉以外の葉色も愉しむ。
タチビャクブは北国ではお目にかかれない植物だ。
プレートには有毒だが、根を皮膚寄生虫の駆除に用いるとあった。
タチビャクブ Stemona sessilifolia (ビャクブ科)
フィソカルプス `ディアボロ'
フィソカルプス `ディアボロ'は奇遇にもうち(モ庭)にも有った。
トキワマンサク `ブラックパール'
モクビャッコウ Crossostephium chinense
モクビャッコウの原産は東アジアの熱帯、亜熱帯地域。日本では沖縄の海岸に自生し、ヨモギ属に近縁とのこと。
秋田で育つかどうかわからんが、帰ってすぐに苗を購入してみた。
ユーフォルビア・ウルフェニー `ブラックパール'
Euphorbia characias ssp. wulfenii `Black Pearl'
パンパスグラス
パンパスグラスは魅力的なグラースだが、自身の経験では、秋田市での開花や維持は難しかった。
他にも秋田では見かけない植物がいっぱいあったが、キリがないので今回はこれくらいにしておこう。
これは・・・
イノシシ防除柵 です。
YoYoさんから
「イノシシが出没するようです。球根掘るので、センターの人嘆いてました。」と聞いていたが、
西国には北国とはまた違う悩みがあるようだ。
これは・・・
神戸ポートピアホテル。これは植物園とは全く関係ない。
今回の本業関係イベント会場のひとつ。
(^^;)あまりにも建物が立派だったので、つい・・・。
以上。
(本頁は2010年12月18日、旧ホームページ「モウズイカのガーデニング狂時代」にアップしました。)
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