本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである(再アップ)。
岩手の土樋ガーデンは個人の和風じゃないお庭としては、
おそらく日本一綺麗なうっため(「うっとり溜息」の略)ガーデンだと
私は思うのだが(ご本人は完全否定されている)、
諸事情あってなかなか見られない。
そんな伝説のガーデンが、久々にベールを・・・というか、
もしかしたら今回実質初めて、2009年6月下旬に一般公開された。
さいわいなことに、私にもいち早くお声が掛かったので、
数日前の左足首捻挫(場所はこちらで)も何のその、
6月19日金曜日、カイシャを休んで ε=ε=へ(+´π`;)ノ 東へと走って行った。
前々日、某園芸誌の取材があり、某有名カメラマンが撮影して行かれたというが、
雑誌への掲載は来年だそうだ。
それまではとても待てないので、(ご本人了解のもと)拙サイトで特別に紹介させて頂く。
まずは白の領域から。
右上、花つきのいい白穂花はカンパニュラ・ラティフォリア Campanula latifolia 。
↓はモモバギキョウ Campanula persicifolia の白。
前年、倉本聰脚本の「風のガーデン」(こちら)がテレビで放映され、
雪のように白いカンパニュラが印象的だった(歌は平原綾香)が、
土樋ガーデンではずっと前からこの素材を使われていた。
高温多湿に弱く、秋田ではすぐ枯れる花なので、岩手の気候が羨ましい。
おおっ( ̄π ̄;新たな白軍団。
手前左より、ラムズイヤー Stachs byzantia、シロヨモギ、リボングラスなど。
ラムズイヤーとモモバギキョウ。
右上はバ(ヴァ)ーバスカムの一種、オニシモツケなど。
ジギタリス。
ゲラニウム 'スプリッシュ スプラッシュ' Geranium 'Sprish Splash' 。
ゲラニウム・サングイネウム Geranium sanguineum の白。
右上はオンファロデス・リニフォリア Omphalodes linifolia 。
土樋ガーデンでは珍しく一年草。
ゲラニウム・ビオコボ。
イヌコリヤナギ `ハクロニシキ' Salix integra `Hakuro-nishiki'
とシャクヤク。
右上は、アストランティア・マヨールやブルーレースフラワー、
アグロステンマ・ギタゴ(白花)、ミヤコワスレなどが混じり咲く。
こういうお庭をボーダーガーデン、或いはイングリッシュ・ボーダーと呼ぶ。
土地の狭い日本ではなかなか難しい。
背の高い草は
セイヨウカノコソウ Valeriana officinalis 。
右上、丈のある白小花はアブラナ科の Crambe cordifolia 。
おや。奇遇にもうちと同じセリ科が。
オルレア・グランディフォリア Orlaya grandiflora 。最近はセリ科が面白い!
右上のセリ科はなんとただの「人参」だった。
これも一応、セリ科。エリンギウムの一種(蕾)。
この白アリウムは昔うちにあった。
アリウム・ニグラム?とゲラニウム・ファエウム(クロバナフウロ)の白 。
ヤマブキショウマの仲間、
アルンクス・シルヴェスター Aruncus sylvester 。
この屋敷のロビニア(ニセアカシア) `フリーシア'(右上、黄色っぽい葉の樹木)
はひこばえが出ないと聞く。
うちではでかくなり過ぎたので(T_T)伐採した。
「憧れの土樋ガーデン(2)有色領域。」へ続く。
すばらしいですね~たくさんの花々たち。
今も続けていらっしゃるのでしょうか?
管理が大変ですね。
今も続けてらっしゃいますが、非公開。facebook等で垣間見ると、
最近は後で紹介する予定のウッド・ガーデンがすこぶる充実して来ています。
イチゲやシラネアオイなどの山野草を上手く使われていました。