5月19日は空き家になっている実家のメンテナンスで十文字町まで来た。
ところが屋敷の雑草はまだサッパリ伸びてなかったので、
近くに有る栗駒山に登ることにした。
確か今日はこのお山、山開きなのだった。
須川高原入り口付近から栗駒山と展望岩頭を眺める。
朝6時半頃に須川温泉に到着。
秋田側の登山口駐車場には先行車が一台止まっているのみ。
山開きの神事は9時からと聞いていたが、それに関係なく7時少し前から登り始めた。
歩き出して数分で須川温泉を振り返る。今日は西にぼんやりと鳥海山が見えた。
西に連なる支峰の秣岳。
北側に大薊山の山塊や焼石岳が見えた。
名残ヶ原に到着。ここでやっと栗駒山の本峰が現れる。
湿原はまだ枯れたまま。枯草の間から顔を出したのはタテヤマリンドウだった。
この花、朝は花を閉じていたので目立たなかったが、
帰り道では満開になって自己主張していた(写真は下山時撮ったもの)。
小山なれどみごとな岩山の剣岳を横目に樹林帯に入る。
ナナカマドは新葉を展開中。
樹下には、小低木のイワナシが開花中。
アキタブキ
(右上)この芽出しの正体はノギラン(キンコウカ科)だった。
花は地味で話題にもならないが、芽出しはバラの花のように美しい。
あちこちでミズバショウが群生していた。
コバイケイソウ(シュロソウ科)の芽出し
(右上)エンレイソウ(こちらもシュロソウ科)は開花中。
苔花台より先、三途の川渡渉点までの間、
多く咲いていたのはショウジョウバカマ(シュロソウ科)だった。
ここではサンカヨウも群生しているが、花はまだだった。
それでも辛抱強く探していたら、少しだけ咲いていた。
とても可愛いサンカヨウの芽出しを見つけた。
(右上)ショウジョウバカマ
樹下ではミヤマスミレも咲き出していた。
ミヤマスミレの白花
(右上)ツバメオモト
樹木の花はミネザクラやオオカメノキが多かった。
代表してミネザクラ。
樹下の地味花ふたつ。
タケシマラン
ヒメイチゲ
「栗駒山山開き・後編」へ続く。
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