春の八塩山の愉しみはオオイワウチワの花。
一昨年は4月23日に行き、洪水のような咲きっぷりに圧倒された(こちら)。
昨年は暖冬だったので、少し早く、4月14日に行ってみたところ、雪消えは早かったが、
その後、寒の戻りが続いたようで花付きはイマイチだった(こちら)。
今年はどうだろう。雪は多かったが、
三月以降、暖かい日が続き、下界(秋田市)の桜などは気象台開設以来最速のペースで咲き出している。
ということで、今年は4月11日に行ってみた。
東側から見た八塩山(713m)
登山口から歩き出したら、すぐに大量の残雪。以前、滑って転んでいるので今回はアイゼンを装着。
すぐに残雪は終わった。アイゼンを脱ぐ。右上は残雪の近くで咲き出していたカタクリ。
鳥居長根の稜線は険しい登りだが、歩き出すとすぐにオオイチワがウエルカム。
今年は早くから咲き出していたようだが、花の数はあまり多くなかった。
しょぼいと感じた昨年よりは少し多めだが、一昨年のような咲きっぷりには到底及ばなかった。
オオイワウチワの群生
鳥居長根の稜線
イワナシ
再び、オオイワウチワ。これは美人さんだ。
まだ開花途中、ピンクが濃いめの個体
オオイワウチワが疎らになり、(右上の)ブナの木立が見えてきたら、急な登りも卒業間近。
山頂台地の一角に立つ。休憩場の東屋が見える。ここから先、道は急に平らになる。
山頂台地は雪でびっしりだったが、歩くのに支障はなかった。
ブナの美林
ブナの木
ツルアリドオシの実
マルバマンサク
オオカメノキの花芽
山頂からの眺めだが、鳥海山は申し分無し。
春には何度も登っているが、雲やカスミ(黄砂)の影響もあり、鳥海山がまともに見えたことは無かった。
今回、オオイワウチワは少し物足りなかったものの、鳥海山は今までで最高だった。
今日は天気が良いので、奥羽の山々もよく見えた。
南から栗駒山
焼石岳
真昼岳と女神山(右)
和賀岳
秋田駒ヶ岳と岩手山(右奥)
北側の出羽丘陵の眺め
以上。
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