モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

紅葉の鳥海山康新道。前編。(2015年9月27日)

2020年10月04日 | 鳥海山/祓川

本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。

9月27日は、愈々、秋の鳥海山だ。

昨年(2014年)9月27日は木曽御嶽山が噴火し、多数の犠牲者が出た日。
その時、私は鳥海山(鳥の海)で握り飯を頬張っていた(こちら参照)

が、同じように美しい火山景観の中での出来事だったので、他人事とは思えないところもある。
改めて亡くなられた方々のご冥福を祈る。
今年もこの日は鳥海山と決めていたが、
今回は鉾立ルートよりも紅葉が奇麗な祓川ルート、康新道経由で登ってみた。

まずは早朝、下界や中腹から見た鳥海山。

日の出直後の鳥海山。
鳥海高原より。                                                                四合目・善神からの鳥海山。
 



下界や中腹はまだ紅葉してなかった。

今回の非合法マップ
 


五合目・祓川(竜ヶ原湿原)の池塘に映る逆さ鳥海。

 



登山口(祓川)からフツウに眺めた鳥海山。



 

竜ヶ原湿原から見た稲倉岳。 



この日、紅葉前線は祓川辺り(標高約1200m)まで降りていた。




が、光条件が良くないので、写真はあまり撮っていない。下山時の愉しみとしよう。

しばらく樹林帯を登ると、七合目・御田ヶ原。
此処は蒼い池塘と草紅葉がみごとだった。










七つ釜から上は康新道を歩む。




此処から眺める鳥海山ツートップは壮観だ。

左が七高山(2229m)、右が新山(2236m)。



 



新山の斜面に雪渓をひとつ見つけた。




巨大な馬蹄形カルデラの対岸、西側の景色も豪快で素晴らしい。

中央のなだらかな山は扇子森だろうか。御浜や鳥の海はそのかげにある。



 
北面の馬蹄形カルデラ
 



カルデラの向こうに稲倉岳。

 



稲倉岳のアップ 



カルデラの向こうに稲倉岳。                                                                            馬蹄形カルデラの東壁。

 
 


鳥海山北面の馬蹄形カルデラは規模の点では、阿蘇や姶良カルデラ、十和田湖には及ばないが、

カルデラ壁が草つかずでしっかり見える点では評価したい(岩手山や磐梯山にも同じような景観がある)。

今回の主目的は康新道稜線の草紅葉だ。




ホソバイワベンケイとチョウカイフスマ                                                            ホソバイワベンケイ

 


チョウカイフスマ




チョウカイフスマ



枯れたグラースが強風で身もだえしている。




馬蹄形カルデラの東壁。




 「後編」へ続く。




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