本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。
9月27日は、愈々、秋の鳥海山だ。
昨年(2014年)9月27日は木曽御嶽山が噴火し、多数の犠牲者が出た日。
その時、私は鳥海山(鳥の海)で握り飯を頬張っていた(こちら参照)
が、同じように美しい火山景観の中での出来事だったので、他人事とは思えないところもある。
改めて亡くなられた方々のご冥福を祈る。
今年もこの日は鳥海山と決めていたが、
今回は鉾立ルートよりも紅葉が奇麗な祓川ルート、康新道経由で登ってみた。
まずは早朝、下界や中腹から見た鳥海山。
日の出直後の鳥海山。鳥海高原より。 四合目・善神からの鳥海山。
下界や中腹はまだ紅葉してなかった。
今回の非合法マップ
五合目・祓川(竜ヶ原湿原)の池塘に映る逆さ鳥海。
登山口(祓川)からフツウに眺めた鳥海山。
竜ヶ原湿原から見た稲倉岳。
この日、紅葉前線は祓川辺り(標高約1200m)まで降りていた。
が、光条件が良くないので、写真はあまり撮っていない。下山時の愉しみとしよう。
しばらく樹林帯を登ると、七合目・御田ヶ原。
此処は蒼い池塘と草紅葉がみごとだった。
七つ釜から上は康新道を歩む。
此処から眺める鳥海山ツートップは壮観だ。
左が七高山(2229m)、右が新山(2236m)。
新山の斜面に雪渓をひとつ見つけた。
巨大な馬蹄形カルデラの対岸、西側の景色も豪快で素晴らしい。
中央のなだらかな山は扇子森だろうか。御浜や鳥の海はそのかげにある。
北面の馬蹄形カルデラ
カルデラの向こうに稲倉岳。
稲倉岳のアップ
カルデラの向こうに稲倉岳。 馬蹄形カルデラの東壁。
鳥海山北面の馬蹄形カルデラは規模の点では、阿蘇や姶良カルデラ、十和田湖には及ばないが、
カルデラ壁が草つかずでしっかり見える点では評価したい(岩手山や磐梯山にも同じような景観がある)。
今回の主目的は康新道稜線の草紅葉だ。
ホソバイワベンケイとチョウカイフスマ ホソバイワベンケイ
チョウカイフスマ
チョウカイフスマ
枯れたグラースが強風で身もだえしている。
馬蹄形カルデラの東壁。
「後編」へ続く。
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