スプリングエフェメラル(春の妖精、春植物)と言えば、
フクジュソウやカタクリ、イチゲ類がよく知られている。
キバナノアマナもそのひとつだが、小さく地味な野草なので話題になることはあまり無い。
キバナノアマナ Gagea lutea はユリ科の球根植物。チューリップに比較的近縁と言われる。
手持ち書籍等によると、日本国内では、北海道、本州中部以北、
国外では、千島、樺太、朝鮮、中国、シベリア東部、ヨーロッパに広く分布するとある。
その花が秋田市では街のど真ん中、県庁市役所のすぐ傍に群生している。それも半端な量ではない。
もしかしたら国内有数、いや国内最大の群生地かもしれない。
ここにはごく一部にキクザキイチゲが混じる以外、どこを見てもキバナノアマナばっかし。
この群生地は某神社の境内に有る。歴史はかなり古い。
境内は落葉広葉樹が多く、開花時期には陽光がよく差し込む。
下草も丁寧に刈られており、キバナノアマナのようなスプリングエフェメラルにとっては天国なのかもしれない。
なお採取は厳に慎むべきだ。ここは神域、花盗人には神罰が下るだろう。
(本記事は2014年4月2日、2015年3月28日に撮影した写真をもとに作成した自ホームページ旧記事をブログ用にリメイクしました。)
以上。
こちらでも雪がずいぶんとなくなりましたよ。
キバナノアマナ、裏の蔵光院の土手でほんの少しですが咲いているのを見かけます。
(今はまだですけど)
可愛い花だなと見ていましたが群生は素晴らしいですね。
見てみたいものです。
キバナノアマナはカタクリやイチゲ類に較べると地味ですが、立派なスプリングエフェメラルの一員です。
ここは八橋運動公園の北隣にある日吉八幡神社の境内です。市役所や運動公園に駐車して歩くか、
あるいはちょっとわかりにくいですが、神社の北側に数台分の駐車スペースがあります。
境内はキクザキイチゲが隅っこで少し咲いている以外はキバナノアマナの海です。
よくもまあこんなに増えたもんだと感心してしまいます。
ここには確か秋田地方気象台の標本木になっている紅梅もあります。こちらは毎年テレビや魁新報で取りあげてますね。