(本記事は再アップです。)
ややこしい表題で恐縮。
五月中に禿岳(読みは「かむろだけ」だが、「ハゲ禿」と呼ぶ人も居る)の山頂から眺める
神室連峰は残雪が多く、とても素晴らしい眺めだと聞いている。
一昨年は5月20日に登っているが、その日は視程がイマイチで本意を遂げたとは言い難い。
今年は5月18日に向かってみたが、禿岳は山麓まで行ったら、雲を被っていたので登山を断念した。
その約一週間後の5月26日、禿岳に再チャレンジ。
未明に自宅(秋田市)を出発。大曲あたりで夜が明け、湯沢から鳥海山を眺めると、
このところの猛暑でかすみはあるが、一応見えた。禿岳山頂からも見えることを祈りつつ、南下。
今度は秋宮付近から神室山がよく見えた。こちらも禿岳山頂に着くまで持ってくれと念じつつ、県境を越える。
今日のハゲ禿は雲を被っていなかった。
鬼首から見た禿岳。
更に手前の水田に映った鏡面風景もみごとだった。
鬼首カルデラ外輪山の一角を成すこの山を「ミニ谷川岳」と呼ぶ人も居る。
北側の須金岳の眺めもよろし。
花立高原から見た須金岳。
(`◇´)ハゲ禿なんて言ったのは誰だーっ。
花立高原から見れば、こんなに凛々しい姿なのに・・・
花立高原から見た禿岳。
今回の非合法マップ。
登山口は標高796mの花立峠なので、山頂(1261m)との標高差は500mも無い。登りの所要時間は約二時間。
いざ登り出して、ちょっとガッカリ。いつの間にか靄が立ち込め始めた。
秘かに期待していた月山はほとんど見えなかったし、近くの栗駒山でもこの程度だった。
花立峠付近から見た栗駒山。
しかし花はけっこう咲いていた。
この山、花が話題になることはさっぱり無いが、個人的には多いのではないかと思っている。
近隣の神室山とは五分五分だが、虎毛山(こちら)や栗駒山より多いことは確かだ。
エチゴキジムシロ フデリンドウ
稜線上のブナ林
樹林帯に入っても、花は咲いてる。
ツクバネソウ五枚葉タイプ。
タムシバ
上の方に行ったらカタクリが咲き残っていた。
他にはミヤマスミレ、ミヤマカタバミ、キクザキイチゲなど。
樹林帯の合間から鬼首カルデラを眺める。
今回は高所に行っても花が多かった。
ヒメイチゲ ミツバオウレン
ノウゴウイチゴ
ミネザクラ? ムラサキヤシオ
山頂近し。
カルデラ壁の一部。
カルデラ壁の一部。バックは虎毛山と須金岳。
山頂に到着。
禿岳山頂(1261m) イワナシ
山頂から少しだけ北の方に歩いてみた。
鬼首カルデラの眺め
するとカルデラ壁の眺めが素晴らしいところに着くが、
そこはシラネアオイの群生地になっていた。
一緒にコバイケイソウやニッコウキスゲも群生しており、7月頃はまた別のお花畑になることだろう。
シラネアオイ
今回の主題、神室連峰の眺めだが、やはり視程がイマイチだった。
左から小又山、天狗森、神室山。
神室山
小又山と天狗森。間にぼんやりと鳥海山。
小又山(神室連峰最高峰)と右にぼんやりと鳥海山。
火打岳
いつかもっともっとクリアーな神室連峰や鳥海山を見たいものだ。
この日は帰りに百名近い登山者と交叉する。聞くところによると、今日が山開きだったとのこと。
以上。
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