モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

初秋の鞍掛山。(2021年9月11日)

2021年09月24日 | 岩手山と姫神山

(本頁は「三ツ石山でリンドウを見る。」の続きです。)

9月11日は午前中、三ツ石山に登ったが、午後から近くにある岩手山の支峰、鞍掛山に寄ってみた。

鞍掛山の標高は897mと低く、一時間半くらいで登ってしまうため、この山だけに登ることはまず無い。
今までは姫神山に登った後とか、平ヶ倉稜線経由で千沼ヶ原に行く前など、近くの他の山に登った前後に寄っていたが、
三ツ石山の後に来たのは今回が初めてだ。
低山ながらも、秋田ではなかなか見られない花もあるので、ついつい寄ってしまう。

鞍掛山山頂から岩手山を仰ぐ。



今回の非合法マップ



鞍掛山の散策路はよく整備されており、いつ来てもハイカーで賑わっている。

今日は土曜の午後なので家族連れがとても多かった。散策路を歩き出したらすぐに小さな男の子に遭遇。
4,5歳くらいだろうか。「迷子になっちゃった。」とハッキリ言いながらビービー泣いていた。
さいわいすぐ後からお母さんらしき人たちが現れたので、教えてあげたら後ろへ駆けて行った。
本物のお母さんではなかったが、この子の面倒は私たちが見ますとのこと。お言葉に甘えて登山を再開する。

鞍掛山の散策路



散策路沿いには花は少なかったが、いろいろなショウマ類が有った。

サラシナショウマの穂花



サラシナショウマ全体                           
ルイヨウショウマ。こちらの花は春、今は実。
 



オオバショウマは秋田ではほとんど見られない花だ。


オオバショウマの穂花



オオバショウマの特徴的な葉と草姿                            
ツルリンドウの実
 


以前、同時期に来た時はいろいろなキノコがいっぱい生えていたが、今回は何故かさっぱりだった。


不明種                                    
これはハナホウキタケ(有毒)だろうか。
 



山頂近くなると、ところどころ樹林が途切れ、小さな草花が咲いていた。


センブリ                                         
ウメバチソウ
 

アキノキリンソウ



オオナンバンギセルの残り花                                リンドウ

 


上右のリンドウは(東北の)高山に多いエゾオヤマリンドウとは別の種類だ。
太平洋側の岩手にはこのリンドウが比較的多い。


鞍掛山山頂から岩手山を望む。



鞍掛山山頂から姫神山を望む。



以上。

 


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