(本頁は「三ツ石山でリンドウを見る。」の続きです。)
9月11日は午前中、三ツ石山に登ったが、午後から近くにある岩手山の支峰、鞍掛山に寄ってみた。
鞍掛山の標高は897mと低く、一時間半くらいで登ってしまうため、この山だけに登ることはまず無い。
今までは姫神山に登った後とか、平ヶ倉稜線経由で千沼ヶ原に行く前など、近くの他の山に登った前後に寄っていたが、
三ツ石山の後に来たのは今回が初めてだ。
低山ながらも、秋田ではなかなか見られない花もあるので、ついつい寄ってしまう。
鞍掛山山頂から岩手山を仰ぐ。
今回の非合法マップ
鞍掛山の散策路はよく整備されており、いつ来てもハイカーで賑わっている。
今日は土曜の午後なので家族連れがとても多かった。散策路を歩き出したらすぐに小さな男の子に遭遇。
4,5歳くらいだろうか。「迷子になっちゃった。」とハッキリ言いながらビービー泣いていた。
さいわいすぐ後からお母さんらしき人たちが現れたので、教えてあげたら後ろへ駆けて行った。
本物のお母さんではなかったが、この子の面倒は私たちが見ますとのこと。お言葉に甘えて登山を再開する。
鞍掛山の散策路
散策路沿いには花は少なかったが、いろいろなショウマ類が有った。
サラシナショウマの穂花
サラシナショウマ全体 ルイヨウショウマ。こちらの花は春、今は実。
オオバショウマは秋田ではほとんど見られない花だ。
オオバショウマの穂花
オオバショウマの特徴的な葉と草姿 ツルリンドウの実
以前、同時期に来た時はいろいろなキノコがいっぱい生えていたが、今回は何故かさっぱりだった。
不明種 これはハナホウキタケ(有毒)だろうか。
山頂近くなると、ところどころ樹林が途切れ、小さな草花が咲いていた。
センブリ ウメバチソウ
アキノキリンソウ
オオナンバンギセルの残り花 リンドウ
上右のリンドウは(東北の)高山に多いエゾオヤマリンドウとは別の種類だ。
太平洋側の岩手にはこのリンドウが比較的多い。
鞍掛山山頂から岩手山を望む。
鞍掛山山頂から姫神山を望む。
以上。
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