活字になった川柳など

日常と川柳
各種公募入選句
川柳についての個人的意見

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2021-12-09 06:35:19 | Weblog

今日の予定 寒い朝。診察室の暖房は強にしてある。昼1220からICTラウンド。午後ワクチン外来。1630からPHSを持つ。1715から医療安全と感染対策の会議。当直の先生の到着で今日の仕事が終わる。

川柳 一月句会の宿題の投句を清書して昨日昼休みに駅前のポストに投函。ボロボロの習作帖は新品の2022年分へ移行。今年は窓開け封筒をノートに貼り付けて物入ポケットにしていたので便利だった。結構良いアイデアだった。

異分野交流 友人の外科医の俳句愛好家(小説・絵画などの趣味もある多才な同級生)が歯科医(俳人)・衛生研究所職員(薬剤師)・弁護士(偶然にも高校の先輩)・新聞記者・グラフィックデザイナー(女性2名)と川柳愛好家の私をメンバーとして土曜日のランチタイム句会を主宰していた。最初から十年で解散と決まっていたが私と歯科医の先生、母となった女性1名の三名は解散前に退会して記念句会には参加しなかった。今回外科医の友人の異動を知り連絡したところ記念句会のDVDと句会の記録冊子を送ってくれた。句境がはっきりしない句(自分は川柳をつくっているつもり)もあるが開催日とともにご紹介する。季節に合うように季語は確認してある。

週末へ狙いをつけて咲く桜(H22.4.17)

新調のスーツの肩へ花の雨

母の日へ花国中を駆け回り(H22.5.8)

読みかけの本ただ運ぶ旅カバン

獣医師に邪魔をされてる猫の恋(H22.6.12)

ランダムに花壇に色が着き始め

うまそうにビール飲む子に下戸の父(H22.7.10)

こめかみに一撃残し氷菓融け

湯に溶けて秋の月待つ一人きり(H22.9.11)

ミステリー眠る時間を削り読む

コスモスを吹いてどぎまぎしてる風(H22.10.16)

秋冷えに心温める友の文

やり切れぬ夜の視界に冬銀河(H22.11.20)

層雲に怖気づく小心  層雲の句に怖気づく定型派(放哉、山頭火そして住宅顕信・・・)

元朝に肌引き締める風吹きぬ(H23.1.8)

都会の夜空あるはずの星団  都会の夜空にあるはずの星団

通学路背中押してる春の風(H23.1.8)

くじけるな顔も見せない伊達直人 ランドセルなど送るタイガーマスク

卒業歌喜怒哀楽を織り交ぜる(H23.3.12)

湯に溶けて秋の月待つ鄙の宿 「湯に溶ける」がお気に入りのフレーズ?

常夏になでしこの花咲く不思議(H23.7.30)

なでしこは秋の花で女子サッカーチームの愛称。

天からの手紙が覆う錆びた街(H23.12.3)中谷宇吉郎「雪は~」

花冷えに通行人は歩を速め(H24.5.12)

鱗雲空の高みの見えぬ果て(H24.9.22)

デカダンの夜遊びの闇桜桃忌(H25.6.15)太宰治

柑橘の追い風用意夏の恋(H26.5.10)

便箋のカット忘れな草(勿忘草)に似る(H27.6.20) forget-me-not

五月女のヘッドフォンから漏れるジャズ(H28.6.18)イアーフォン?

眠りから覚めて大雪山笑う(H29.5.27)

時の呪術で山眠り熊眠る(H29.10.28)

アッチェレランド春風が押す背中(H30.5.26)acceleranndoはだんだん速くという意味。

コメント
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