益高13交遊ノート

~団塊世代の高校同窓仲間が綴る、近況報告・悩み相談・独り言・何でも"OK"の落書き帳です。~

蜜柑

2016年12月13日 | レティシア

白魚とはとても言えない人の手のひらに何故か載せられています。

聞けばその人は「お前の季節だ」と言っておるようです。

「思えば我ら幼少の頃は、お前は高価な食い物だった、バナナとはかなり差があるけど」

それが今では庶民の、ああ、お手軽っていう意味か。

「昔は酸っぱかったんだぞ。それでも一生懸命白い筋を取って、ゆっくり味わいながら食べた。そして一個だけではもちろん足りず、手が黄色くなるからと親にとめられるまで食い続けた」

僕の仲間が後ろにいるけど、これからそういう運命ってわけ?

「その白い筋に凄く栄養があるって知ったのは大きくなってからだ。ただな、今お前の身体にはその白い筋がほとんどないんだよ。味気ないったらないよ。 味も甘過ぎてなつまらないよ。出来れば外は寒風吹き荒れる中、炬燵にぴったり合う酸っぱさであって欲しいな。それに・・・・・・・・・・・・・・・・・」

申し訳ないけど僕も仲間も非常に甘く出来ています。でも食べられちゃうんでしょ、どうせ。