高校時代の益田駅前を思い出しながら落書きしてみました。
古希の同窓会で帰益した時宿泊したホテルの部屋から撮影
レチさんが始めたふるさと今昔思い出巡りを引き継ぎ益田駅前に移動してみました。高校3年間は汽車通学で益田駅を利用していたので、この駅前の街路は懐かしく思い出します。
(益田駅)駅舎は当時とは変わっていますが、駅のホームは1番線が山陰本線下り、2番線が山口線到着・下り、3番線は山陰本線上りと今も変わっていないようです。当時はSLの汽車とジーゼルの気車が混在しており各線2時間に1便程度の運行でした。乗り遅れたら次の便まで約2時間は時間つぶしが必要で自然と駅周辺をぶらぶらしたものです。
(水口書店)時間つぶしに一番利用したのが駅前のこの本屋さんでした。いわゆる立ち読みですが、大人本のコーナーには行けず高校の参考書を開いては勉強する格好をしていました。長時間になると店員さんが本の整理にやってきて、これを迷惑サインだとして店を出ていました。
(朝日屋)石見交通のバス停の裏にあったと思いますが、高校生でも気軽に入れるお店で小遣いに余裕がある時には利用し、夏のかき氷、冬の大判焼きを食べながら汽車通生の社交場だったと思います。
(映画館)学期末の土曜日や定期試験が終わった午後に少ない小遣いを使って唯一の娯楽だった映画を楽しんでいました。日活や大映の中央劇場、新東宝や洋画の石見館、松竹や東宝のマルハ劇場が駅の近くにあり、須子には洋画専門のセントラル劇場、旧益田の益田川に架かる橋のたもとに益田東映劇場があり、私の出身地の横田にも豊城館という映画館がありました。映画全盛期の時代だったのでしょう。
(亀地食堂)この食堂に印象があるのは、高校を卒業して2年目の夏休みに高校1年2組の同窓会がここで開催され、生まれて初めての同窓会参加でした。男女を含めて30名位の参加だったと思いますが、半数が20歳になったばかりで半数はまだ未成年でしたが、お酒あり喫煙者もいました。後に聞いた話ですが、このクラスにいたマドンナを呼び出す目的で某幹事が企画したようですが、この同窓会もこれが最初で最後のようでした。
(純喫茶 白鳥)高校生の時は行ってないと思いますが、卒業してから良く行くようになりました。音楽を聴き、週刊誌を読みながらコーヒーとタバコを楽しむのが至福の時だったようです。また、ここに来れば同窓生の誰かに会えるという社交の場でもあり、夏休みや春休みに帰省するたびに訪れたものです。今でもこのお店は営業していると聞いたことがあります。