ようさんの山物語(ブログ版)

山遊び人ようさんの山行記録

水浴び、水浴び、たまに歩き、そして雪風呂

北ア南部・十石山(2525m)

2015年07月01日 | 山歩き
2015年6月27日(土)~28日(日)

第1日目

天候:曇りのち稜線暴風雨

この日の予報はあまり良くなかったのであるが、直前になって程々の予報となった。
集合時間を早め、直接登山口へと向かう。
今回は、あーさん、ヨーさんと3名のいつものようさんチームである。
さすがに駐車地には車はいない。
前週にT氏が草刈りしてくれたお陰で道は歩きやすい。


カラマツソウ


ゴゼンタチバナ


???

唐松のフカフカの登山道を行く。以前はザレたところも、今は結構人が入るのか踏み固められて歩きやすくなっている。
湯沢平から二壁と順調に高度を稼ぐ。天気は何とか保っている。


ユキザサの花

ゴゼンタチバナとマイヅルソウはずーっと登山道に咲いている。
第二高点過ぎると、潜れるダケカンバの倒木。




ミツバツツジ

その上に最近の物と思われるシラビソの倒木



これは潜れないので少し迂回。
その後は、以前T氏が刈っていただいた笹の道を快適に上がって行く。
樹がまばらになってきた頃、たまに雨が落ちてくる。


T氏のお陰道

上部は所々笹が覆ってくるが、以前に比べたら歩きやすい。


笹覆ってくる

森林限界手前辺りから雪が出てきた。昨年より1ヶ月早く上がったが、この先雪渓の雪は多そうである。


上部雪渓


雪渓から下を見る

上部の雪渓辺りは道がちょっとわかりづらい。私は何度も来ているので問題ないが。
ちょうどこの上で水が取れた。
さて、昨年掘り起こされた(多分イノシシに)小屋下は、半分雪渓であったが出ている部分は何とかつきそうな感じである。
夏に無事チングルマなど咲けば良いが。


小屋下お花畑

ここ、登山道を歩いて欲しい。登山道が掘れて歩きづらいとは思うが。
小屋に着くと3カ所窓が開いていた。誰かいるかなと思いきや誰もおらず。


窓開いていた状況

幸い、中の被害はなく良かった。
一休みし、雨が本格的に降ってくる前に水タンクを設置したい。
風は強いものの何とか作業は出来そうであった。


水タンク設置完了

設置後に雨の降りも強くなってきた。
それでも気になるコマクサを見に行った。一株咲きそうであった。3人で石囲いを直した。


十石コマクサ

山頂看板は翌日にした。
あと、玄関の足場が安定していなかったので、ヨーさんが土木工事をして安定させた。


玄関先の足場

あとは、まったり山の時間を過ごし、パスタで晩ご飯とした。
そして、早めの就寝。やはり山はゆっくり眠れる。朝まで爆睡。

第2日目

天候:稜線暴風雨のち森林限界下曇り時々晴

今日もご機嫌な天気であるが、雨はそんなに強くない。おそらく西高東低の天候であろう。
風も北風に変わっていた。
水タンクも順調に溜まり、朝食用に水が取れた。
朝食はうどん。たっぷりいただき、看板設置に向かう。







裏にスリングを固定して、山頂の風が比較的当たらない場所のハイマツに括り付けた。


山頂三角点と標識

この日ちょうど強風が吹いていたので、設置場所を選定するのにちょうど良かった。
小屋に戻り、小屋内の片付け。
いらない物やゴミをまとめて下山準備。
小屋下のミネサクラもまだ咲いていた。


ミネサクラ

そして、夏に綺麗な花を咲かせてくれることを願い下山する。



森林限界下からは風、雨ともなくなり暑くなってくる。
下界は晴れているようだ。


ヤマオダマキ

案の定下界は晴れていた。
銀山荘で汗を流し、K氏とお話をして、スプリングバンクさんで遅いお昼をとり帰路についた。

夏の花が気になるので日帰りでも確認へ行ってみたい。


上信国境・湯ノ丸山(2101m)~烏帽子岳(2065.6m)+池ノ平湿原~三方ヶ峰

2015年07月01日 | 山歩き
2015年6月24日(水)

天候:曇り時々晴

この日は、突然山へ行きたくなってしまった?従姉妹の姉を初登山へとご案内した。
姉は、写真をやるので場所の選択は、この時期やはり花と言うことになるか。
ということで、レンゲツツジ全盛の湯ノ丸山へ。
地蔵峠の駐車場は半分は埋まっている盛況ぶり。早速支度して、ゲレンデを上がる。


湯ノ丸スキー場ゲレンデ

ちょうどリフトも動き出したが、歩きとストックの基礎をやるべくゆっくり上がって行く。
程なく、リフトトップ。ここから少しでツツジ平だ。


ツツジ平1

満開でちょうどいいタイミングだ。


ツツジ平2

ここで撮影しながら上がって行く。


東屋と湯ノ丸山

少し休憩入れてから、湯ノ丸山への登り。
お花が所々あって飽きない。







花を見ながら行くと、山頂直下へ出た。



ここから程なく山頂。広々した山頂には平日とは思えない人の数。


山頂と烏帽子岳

雲が流れてきたりして、遠くの山は見えないが、これから行く烏帽子岳はそこに見えた。
ちょっとガレた道を下る。


シロバナヘビイチゴ


キンバイソウ

鞍部からもお花が所々あり飽きない。


サラサドウダン

結構でかいサラサドウダンもあった。


ハクサンチドリ

ハクサンチドリは至る所にある。
稜線に出るとまたレンゲツツジの群生が。ここのは色も濃く綺麗であった。









稜線を一登りすると烏帽子岳山頂が見える。学校登山が来ているようであった。


烏帽子岳


アヤメ


ミヤマハンショウヅル

山頂は、大賑わいであった。


烏帽子岳山頂

ここでお昼とした。下界は暑いのか雲が流れてくる。
登りで気づかなかったが、途中、一株のコマクサがあった。


コマクサ

高山の物より少し大きめか。
来た道を湯ノ丸との鞍部へ戻り、駐車場へトラバースする。
途中、中分岐の辺りはレンゲツツジが綺麗である。



ここを下ると臼窪湿原とキャンプ場へ着く。


臼窪湿原

ここのアヤメはまだこれからという感じである。
地蔵峠に戻り、車で林道を池ノ平湿原へ。ここの駐車場は500円。。。



道を下った所に木道のある湿原へ。



花はまだという感じであったが、アヤメが少し。



対岸には鏡池。


鏡池

ここから少し登った所が三方ヶ峰だ。ここにはコマクサが群落している。






山頂標識

下りは違うルートで下る。


ハクサンシャクナゲ


レンゲツツジ

レンゲツツジはもうこれでもかというくらいあるので、この辺ではごちそうさまである(笑)
来た木道戻り、温泉入って帰路につく。
何だかんだで7,8時間くらい歩いたかな。姉はまだ余裕そうであったので、体力的には問題ないだろう。
あとは経験を積んでいくだけである。
何年か振りのルートはまた時期が違うと表情も変わり、よい山旅となった。