先週、中国に出張に行った、広州、天津、北京である。
広くて、大きな国である。何もかもが大きい。
個人レベルでは、韓国などと同じように、何の違和感も感じなかった。
すでに海外に出るようになって、35年以上、中国も30回、韓国に至っては150回くらい行っている。
今回、久しぶりに中国に行った。
思った以上に、何もかもが大きく、近代的になっていた。(ハノイにいるので一層感じるのかもしれない)
仕事関連の工場も見たが、確実に日本の技術に近づき、場合によっては超えていると感じた。
ある会社に行った時、私のいた最初の「金型メーカ」の教え子がたまたま、技術支援のために
働いていた。開口一番「もう****を超えましたよ」と、ほこらしく言っていた。
遠くの国で、教え子が、中国の大企業を指導するために頑張っている姿に、うれしくなった。
確かに、現場を見ると、言っている通りかもしれないと思った。
帰りの車の中で、ふと思った。こうして「日本の技術」も他国に流れて行ってるんだと。
私は、技術者なので、「日本に残し、引き継ぐ者なく、亡びるなら、どこでもいいから残ってほしい」と思っている。
だから、ベトナムで仕事をしているのである。
仕事や、技術、に国境や民族、人種、などを持ち込むべきでない。もと大きな視点で見るべきである。
と私は思う。垣根なしで勝負し、良いところが残っていくのである。それが技術だと思う。
中国でねん挫して、同行者には迷惑をかけた。その時バッグを持ってくれたのは、
南西諸島に埋立地を作り、軍事基地を作ってベトナム、日本らともめている国の若者であった。
。。。。心やさしい若者だった。