前回ブログで「ベトナム良くない文化」(結婚事情)を書いた。
昨日、とある日本語学科に通う「ベトナム女性」と話をする機会があり、この問題について意見を聞いた。
「それはベトナム文化じゃあないと思います」とのコメント? 何で?と聞くと。
「人によって違う」「仕方がない」などなど意見は言うが、なかなか論破できない。
さすがに彼女も「そうですね、特徴的な内容だから、文化かも?」ということになった。
しかし、わかってほしいこともあります。と言って、こう話した。
・確かに、「愛してても」結婚しないことがある。「ベトナムは貧乏で、家族もファミリーも貧乏だ」だから
自然と、それを解決できる「手っ取り早い方法」に走ってしまう。(「愛」は後から付ければいいや、とりあえず、一族、家族
が「お金の心配なく暮らしたい」
・「愛してる人」の将来に保証がない、「いくら愛していても、今のベトナムでは、コネも教育もなかったら、ちゃんとした仕事
に就けない」愛してるけど、そんなリスクは冒せない。
・「お金がすべてじゃあない」ことは解ってる、でも、今のベトナムでは、「お金」は同じくらい必要なんだと。
:( 反論はできなかった。「国が貧しい」というのは、自然の感情や、人の心まで変化させてしまう。
「彼女たちだって」ほんとは愛する人と結婚したいのだろう?でもそれを超えた、現実が、まだベトナムにはあるようだ
これはきっと、妥協や打算とは異なるのだろう? やっぱり、今の「ベトナム文化」なんだと思った。
そのあと、彼女の友達の話題に、「その友達」は、大学時代、学費稼ぎのためにカラオケに務めていた。
有名大学でなく、就職も難しいため、その容姿の良さもあり、卒業後も「カラオケ」に勤め続けた。
その結果、どんどん生活が豊かになっていった。
・バイクも買ってもらい、最新のiphoneも、さらにはアパートまでも手に入れる。彼女の金銭感覚は
まったく鈍ってしまった。食事は高級店、身につける物も様変わりした。
結果、26歳の彼女は、45歳の離婚歴3回の男性と結婚するそうである。
間違えないでほしい、
これは非難でも、批判でもない。あまり珍しくない事例として、ベトナムで現実に起こっているのである。
以前私の会社で働いていた「通訳者」(24歳)は、現在、日本留学中であるが、やはり45歳の
日本男性と、結婚するようである。
ベトナムが、国として豊か(単に経済的にだけではないが、まずは経済的に)になること、そうなるよう
私たちも努力することで、「違和感のない」恋愛や結婚が増えるといいな?と強く思った。