日本からの客人をもてなすため「ハノイで有名なターヒエン通りに行ってきた」
この通りはハノイの旧市街にあり「路上でビアホイ(ベトナムの生ビール)を提供する
店が集まっており、夕方から深夜までたくさんの人でにぎわう場所」である。
客さんは「外国人も多く」週末などは「深夜まで賑わう」場所なのだ。
ここは、一応店舗あるが、そこにはほとんどお客はおらず、ターヒエン通りに向かって設置してある
外のテーブルと椅子でビールを飲むスタイルだ。夕方6,7時ごろにはこのターヒエン通りまでこの
イスとテーブルがせり出してきて、人通りができるのは「通りの中央部のみ」になる。
それでもここは「通行禁止ではなく、バイクさえ時々通行するという」よくわからない場所なのである。
この日は仕事も終わり、少し早め(17:00ごろ)にこの一番賑わうであろう場所に陣取ってビールを
飲み始めた。ビールと簡単なおつまみでみんな通りに向かって同じ方向を向いて座りビールを飲んだ
取り立てて話さなくても「この通りを歩く人々と客引きする店の人やビアガールとのやり取り
を見るだけでも飽きなかった」
そんな中で「ひときわ面白かった」のは「ビアガールたちのお客争奪戦だった」
お客はこの店の椅子に座ると、まずは「ビールを注文する」が、その際には
近くにいる「ビアガールたちがお客さんに群がり、自分の担当する銘柄のビールを注文するように
争奪戦が繰り広げられれるのだ」 この様子は「ビールのつまみ代わりになり、楽しい物だった」
しかしビアガールたちは、一時の争いに関係なくその後も和気あいあいと仕事をしていた。
この界隈には「お客さん、お店のスタッフ、ビアガール、店とは全く別の物を売り歩くおばちゃんたち
(例えば扇子、ジッポー?のライター、果物、等々)でごったがえしているが、妙にバランスが取れているような気がした。
自分も久々の「ターヒエン」を楽しんだ。しかし「暑さだけはいかんともしがたく」お客様には
早々にここを引き上げることを提案し、「クーラーの利いた日本料理店で飲みなおしして、最後は「ざるそば」を食べて
お開きにした。
私たちの前に座ったカップルに4社のビアガールが集まり、「ビール争奪戦」を展開する。
あらゆる場所で行われていた。
この時は「ハイネケンに軍配が上がっていた」