ほんとうに久しぶりに文化的行事に出かけました。宮崎市船塚の宮崎県立図書館2階特別展示室で10月17日から始まった「同人誌『龍舌蘭』200号記念」展(11月15日まで。「龍舌蘭」、宮崎県立図書館共催)。8月のこのページ「宮崎特攻基地慰霊碑」の中でも少し触れたのですが、「龍舌蘭」は1938年(昭和13年)に創刊して以来ずっと宮崎県の文芸の中心的存在として歩み続け、戦後一時休刊したもののこの7月で200号を刊行した、その記念展です。
会場にはバックナンバー200冊の展示をはじめ、「龍舌蘭」を中心に数々の小説や詩、評論などの作品発表し続けた黒木清次、谷村博武、山中卓郎、高橋勇、富松良夫、森千枝、黒木淳吉、阿万鯱人、金丸桝一さんら 文芸に生涯を捧げた人たちの経歴や著作を紹介。また、直木賞候補になった安達征一郞さん、芥川賞候補になった久保輝巳さんの創作活動、また現在の同人の紹介などを多彩に紹介して、文芸、文化に関心を持つ人たちにとって興味深い催しになっています。ぜひ訪れてみてください。
貴重な資料が並ぶ会場
記念展のポスター