車に乗って、一時間弱。
10月後半。
県の北部へ。地名でいうと安佐北区になるのか。
カーナビのおかげで知らない場所でも無事到着。
あ、ここか。
『チャオ!チャオ!クッチーナイタリアーナ』
ランチは11:30-15:30。
広島市安佐北区安佐町鈴張1838
電話082-552-2021
11:00-15:30
17:30-21:30
火曜・第3水曜定休
100年物の古民家を改装したお家らしい。
「まんぷく広島」を見てきたのです。
おおオシャレ。
靴を脱ぎ、奥に案内してもらう。
テラスというか、お日さまの照る廊下席に。
メニュー。今は普段のコースと違い、特別コースがあるみたい。
あとパスタセット1,250円くらいがある。
でもパスタセットには付いていない「秋の特別コース」栗のティラミス・穴子と秋ナスのテリーヌにだいぶ興味が傾く。
(これから一ヶ月食費2万円生活に入るし、ラスト贅沢という感じ)
「秋の特別Aセット、ベーコンと根菜パスタでホットコーヒーを」
そういうことで無事に注文終わって一息つける。
オシャレ店での注文は、いつだって緊張。
終わって窓を見る余裕もできました。
お庭はまったくのジャポニズム。
今は本当に穏やかな陽射しで、熱くも寒くもないのんきな風情でした。
一つだけ。カメラを忘れてしまったことを除いては。
ああ。
携帯のカメラ機能はあるので写真撮ることは可能であるけれど、やっちゃった!
こんな写真映えするところなのにな。とすらりと落ち込む。
本を読んでいると、 テリーヌ推参。
広島名物のアナゴがテリーヌ化して登場。
「白菜で巻いています」とかスタッフさんがいろいろ情報を下さる。
食べられる菊で彩るという微に入り細に穿ちっぷり。ジャポニズムめ。
いただく。
うまい。
アナゴの弾力感を茄子の潤いが白菜の繊維がうまく箱庭化してくれている。
弾力感の箱庭化、って言葉の意味があんまりわからずともなんとなく勢いで通じていただければ嬉しいと思いました。
いや、これおいしい。テリーヌってなんだかおいしいね。
語彙センテンスのなさに絶望。
パンが来る。
ハードなのとソフトなのと、ひとつずつ。
あ、このオイリーなソースおいしい。
なんの風味だったか忘れました。
キノコのリゾット来る。
なんか思っていたリゾットと違う。
そう、それは。
固まっている塊。
リゾットって雑炊みたいなやつのイタリア版という印象を超えてきた。
食べやすいようにか、固められている。
焼きおにぎりみたいに。
香ばしい。
「4種のキノコを使っております」とのこと。
この小さな円筒形に、4つものキノコ。
日本という国も小さな国じゃが四季が詰まっているのと似たようなものじゃ。
あ、これすっかり和風。
ポン酢が何とかって言っていたような。
もっと食べたい、食べたくて仕方ない。
でも量はそんなにない、メインではないからか。
そしてメイン。
パスタ。
ベーコンと根菜が混載。
見た目はあれですね、トマトパスタの標準的姿。
取る。
ちゅるり。
おお、根菜が思っている以上に歯ごたえ。
パスタもベーコンも柔らかいから、根菜が特長を感じさせ主張を与えてくれる。
ニンジンにレンコンにゴボウ、っていう感じか、歯ごたえを与えてくれるものたちの具体的名詞は。
なんとも言えず、ほっこりする。
完璧に、完食。
あとはデザートだ。
ここまでの満足度は、質は満足・量はもうちょっとという感じ。
環境というか、古民家でイタリアンという異様な雰囲気は楽しいし、お店の人もハキハキしている。
あ、来たようです。
栗のティラミス。
甘いもの好きのムシマルが言うんですが、
これめっちゃくちゃ美味しかったです。
濃厚なティラミスってだけで甘ったるんたるんの幽玄で絶妙なラインを通っているのに、
そこに広がるような甘みの栗。
それに添えて、それにつけても、かてて加えて、
カキ(柿)ソースが映える。
小さい秋と小さい秋が深いところでつながっている。
これがホールケーキで出たら、野獣になるよ。
ムシマルはティラミスを食べる一匹の獣。
完食。秋深し。
もうちょっとお金を出すとお肉料理もいただけたりと、気になりますなー。
1,950円。
スタンプカードいかがですか?とおねいさんから言われたので「はい」、と言う。
お近くなんですか?と聞かれたので「いいえ」、と言いました。
トイレもきれいでした、古民家で心配されている方がいらっしゃれば。
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