< 思い出したので >
昨日、人の息の引き取り方について投稿し、後で思い出した事を。
高齢者施設の人はとてもよく面倒を見てくれるし、対応も良い。
今回の施設ではなく、その前の施設で、母は「こんなに良くしてもらって、涙が出る。」と言っていました。
そして今般、息を引き取った施設での打ち合わせの中で、職員の方々から息の引き取り方は人それぞれですと。
・入浴が済みベッドで一息していたらそのまま他界。というケース。
・夜間、就寝前の点検ではなんともなかったのですが、翌朝になっても起きない。つまり、寝ている間にそのままあの世に。というケース。
上げればキリがないのですが、施設の管理として月に1度の健康診断があります。
私の母親の場合は亡くなる1週間ほど前の検診で体重減少が確認されており、食欲減退。老人食は受け付けない、スプーンに水を与えると啜る(すする)。
そこで施設の人は、臨終が近い兆候と判断し私を呼び出して、今後の策を練ったという訳。
これは以前に見た映画の一場面。ある老人が自宅で床に臥している。季節は夏。障子は開け放されいて、そばにいる親族が蝉の声が賑やかだねと言う。
少しすると、その老人は蝉が静かになったなと言う。親族の人は?まだ鳴いているのに。
え?息をしていない。亡くなった!。と言う場面が思い出されます。
と言った具合で、病死・事故死でなく老衰による死去はこう言うものなんだなと。
ある時、亡妻の母つまり義母に私の母の臨終の様子を話したら、「ああ、私もそういう苦しまないで逝くのが良いな」と言ってました。