お昼は1時がちょうど良い

在宅療養生活で見たこと、思ったこと、を伝えます。

回顧録 6

2015年11月22日 | 回顧録

親1人子1人で生活していて一番困ったのは母親が入院した時です。


母子寮時代だけでも覚えているのは5回あります。


その時の気持ちといったら、「もし母親が死んでしまったら、養護施設行きだ。嫌だなぁ」ということが頭の中に浮かんでは消え浮かんでは消えの繰り返しでした。

*養護施設については回顧録 2の最後の方を参照 

※リンクは今はできません。すみません。


とにかく心細いったらありゃしない。落胆と不安で、どん底の日々を送ることになりました。


小学校4年まで母子寮にいたので大体二年に一回の割合です。


そしてこの小学生(私)の生活を誰が面倒みるかというと、夏休みの時期は隣の市の親戚に預けられ、冬は叔父の家に預けられ、そこから定期券を買ってもらってバス通学、伯母に母子寮まで泊まり込みで来てもらったことも、また、ある時は同じ母子寮内の人が面倒を見てくれた時もありました。


あちこちにたらい回しですわ。


その期間は実の母親からの世話ではないので子供ながらに気を遣って神経疲れしました。


そんな事があったせいか、母親というものは永遠に自分の世話をしてくれるものではない、当てにはならない事を悟り、この頃にはもう親離れをした気がします。もう一人で生きてもいいようにしようと覚悟を決めたといっていいくらいでした。


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