< のり弁 >
言わずと知れたお弁当の王者。
遡ること50年前。当時中学1年生の私は、家庭の事情により、昼食の弁当を自分で詰めなければなりませんでした。
今の公立中学は殆どが給食ですが、昔は違うんです。
昼の休憩時間になり、周囲の同級生の弁当を見るにつけ、美味しそうだなというのが実感でした。
とりわけ、海苔がいっぱい、全面的に乗っている「のり弁」は羨ましかったのです。
自分で作った弁当は悲しい味がしました。
「隣の芝生は青い」ということも多分に影響していたと思いますが、同級生には見せたくない、恥ずかしい気持ちが毎日の昼食の時間でした。
それがどうです。今や毎日のお昼はスーパーの惣菜売り場の「のり弁」じゃないですか。
毎日は飽きるので、たまに「鶏めし」、「豚の生姜焼き」を食べています。
50年後に、嫌という程「のり弁」を食べられるとは、思いもしませんでした。
わからないものですね。
言わずと知れたお弁当の王者。
遡ること50年前。当時中学1年生の私は、家庭の事情により、昼食の弁当を自分で詰めなければなりませんでした。
今の公立中学は殆どが給食ですが、昔は違うんです。
昼の休憩時間になり、周囲の同級生の弁当を見るにつけ、美味しそうだなというのが実感でした。
とりわけ、海苔がいっぱい、全面的に乗っている「のり弁」は羨ましかったのです。
自分で作った弁当は悲しい味がしました。
「隣の芝生は青い」ということも多分に影響していたと思いますが、同級生には見せたくない、恥ずかしい気持ちが毎日の昼食の時間でした。
それがどうです。今や毎日のお昼はスーパーの惣菜売り場の「のり弁」じゃないですか。
毎日は飽きるので、たまに「鶏めし」、「豚の生姜焼き」を食べています。
50年後に、嫌という程「のり弁」を食べられるとは、思いもしませんでした。
わからないものですね。