お昼は1時がちょうど良い

在宅療養生活で見たこと、思ったこと、を伝えます。

回顧録 23

2015年12月09日 | 回顧録
命の危険があった事について Ⅲ


④ あれは30代の時でした。当時は車で外回りの仕事をしていたのですが、その車は中古で購入した所為か調子が悪くなる事が時々あったのです。症状としては停車状態からアクセルを踏んだ際にエンストするのです。少ししてかけなおすと正常にエンジンがかかるので、その癖を知りながら乗る事になりました。


この事は上司と社長も知っていて、「まあ、うまくやってくれ。」程度で使う事になったのです。社用車は中古しか買わない主義だったので。


ところがある日、片側2車線の国道を右折しなければ会社に帰れない状況になりました。赤信号の先頭にいた私は青信号に切り替わったので自然とアクセルを踏んで前進しハンドルを右に切って交差点の中ほどに達したその時、なんとエンジンが止まってしまったのです。直進して来る車は2つ先の信号から動き出していました。


うわ!数百メートル先からは大型貨物がこちらに向かって直進して来る!


負や汗をかきながらダメもとでエンジンをかけ直しました。ブルルン。おぉかかった。速やかに右折して事なきを得たのですが、今でもたまにあの大きいトラックの前部の姿を思い出してドキッとします。


その日の日報に「今日は死の瞬間はこういうものなんだなという事を感じました云々」を記入して提出して帰りました。


それから程なくして会社の車の入れ替えの時期があって、その時に私には新車を貸与してくれてその後10年くらい使いましたがエンストは一度もありませんでした。





※これは直接関係ない事で、杞憂ですが、最近の新車には燃費向上の為にアイドリングストップ装置を装着する車が多く見られますが、私は懐疑的です。機械である以上壊れない、故障しないという保証は100%ないからです。上記の経験から慎重にならざるを得ないのです。

国もそれを考慮して認可しているのでしょうが、万万が一の場合、数十秒~一分そこそこのわずかなガソリン消費をケチった割には失うものは非常に大きなものがあると思います。日本の技術力からすれば右折時のみアイドリングストップをキャンセルする機構を組み込めるはずです。

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