脇役の花たち

日曜日、朝起きたら雨・・・今日一日ゆっくり過ごそう！
と思っていたら、青空が見え出した。
休みを待っている夫が、予定にしていた外回りの片づけを始めた。
力仕事が主なので、私は遠慮、買い物に出かけ、昼はかけそばにする。
気温がぐんと上がり、汗だくの夫は冷たいビールを飲みながら蕎麦をすする。

昼下がりのひと時、夫が
「お前は、華やかな花より草花みたいな花が好きなんだな」
と何気なく言う。
自分で意識することもなかったので、
あちこちに植えてある花をあらためて眺めてみると、そうだなあと合点する。
嫌いな花はないけれど、あでやかなバラより野バラのほうが好きだし、
大輪の菊ではなく小菊ばかりだ。
大ぶりの芍薬はお爺ちゃんからの引継ぎだし・・・

宿根草にしても、好んで植える一年草も、脇役にふさわしい花ばかりだ。
名脇役も、主役があってこそ光って見える・・・てこともあるな。
などと、地味な庭を見ながらふと思った。

でも私にはやっぱり似合いの庭なのだろう。
一緒にまぶれていると、心が落ち着くのだから・・・
美的感覚はともかくとして・・・

アリストロメリア、キリンソウ、アスチルベ


ラベンダーが咲き出した