=干し柿作りにトライする:
もう随分前になってしまうが、渋柿を自己流に、網のネットに入れて、軒下に吊しておき、乾燥させていたところ、存外、うまく出来たものの、一部は、青カビが生えていたので、部分的に、カットして、食したことがあった。もっとも、写真は残っているものの、いつのことやら、とんと、想い出せない。全く困ったことである。
小諸での生活をしていると、間違いなく、渋柿と思われる柿の木は、どうも、放置されていて、誰もそれをとろうとはしない。せいぜいが、熟柿が鳥の餌にでもなるのが、関の山なのであろうか?それにしても、昔の人は、食料飢饉に備えて、栗の木や、杏や胡桃、それこそ、柿の木までも、冬場の保存食として、活用できるように、植えることを奨励されていたようである。今では、それこそ、飽食の時代で、渋柿などは、そっぽを向かれる典型的なものなのかもしれない。
何とも、今の時代は、便利になったモノである。料理を作るのも、レシピーを検索して、作り方を学べば、それなりの、プロの腕前ではないかもしれぬが、一応、自分や家族で食する分には、合格点の出来映えは、保証されていよう。そんなわけで、以前は、製造工程も、全く、勉強せずに、自己流でやってしまったので、カビを生やしてしまったが、今回は。YouTubeで検索して、色々な作り方を参照した上で、いざ、トライすることにした。
そして、日帰り温泉施設に、いつまでも、残っていた渋柿を横目に、いつでも手に入るなと、思い込んでいたところ、いざ、買おうとしたところ、何と、売り切れしまった。そこで、やむなく、知り合いに頼んで、畑にある渋柿をとって戴き、いよいよ、加工生産する事にした。柿の木からへた付きでとったものを、若干、はさみで、トリミングして、がくを綺麗に、丸く形を整えて、皮をむき、ひもに吊す場所に、等間隔で、マークして、目印として、一個一個をしっかりと結びつけてゆく。そして、前回の轍を踏まないように、熱湯につけた後で、消毒用に、アルコールを散布して、剥いた皮も、バイプロダクトとして、乾燥完成後には、ミルで粉にして、カレーの隠し味にするそうで、併せて、吊し柿とは別に、切り干し柿も試してみることにした。これをネットに入れて、吊すことにした。
それにしても、存外、夜なべ仕事で、囲炉裏のそばで、昔の人は、こんなことをやっていたのかもしれない。たかが、48個+程度だから、8個づつ、6本も吊せば、作業終了だが、確かに、干し柿とか、あんぽ柿とか、手間がかかるわけで、歩留まりも考えれば、手間暇時間もかかり、確かに、売値も高くなるモノである。自然の資源を有効活用して、しかも、頭の体操になることは、うれしい限りである。これに味をしめて、この次は、子どもの頃こたつで暖めておやつに食べた干し芋作りにも、或いはワイン葡萄の枝付き干しぶどうに「挑戦してみるとしようかな、どうなることやら。又、今日用事が出来た!(教養・教育につながる)
参考にしたYouTube: https://www.youtube.com/watch?v=QfUPPxqQynQ