鳥インフルエンザや家畜感染症:
それにしても、又ぞろ、三年前の宮崎県での大被害が、脳裏をよぎる。何でも、春先の渡り鳥による韓国からか、或いは、東南アジアから飛来する野鳥由来と云われているが、防護ネットを二重にしても、野鳥の侵入が防げないものなのか?又、養鶏場への入り口に、大掛かりな消毒シャワーなどの設備を設置しても、最近の侵入を防止できなかったのであろうか?それにしても、悩ましい限りである。もっとも、H5型とわかっても、その後のN8型かどうかは、詳しい分析を待たなければ判明しないとか、、、、、、難しい初期防疫対応である。道路の封鎖とか、タイヤの消毒もきっと、今後は必要になるのであろう。鳥もさることながら、豚も、子豚を中心にして、下痢性感染症の被害がひどく、こちらは、中国から、アメリカへ波及し、これが、日本へも感染拡大したとか、原因や感染源がもはや、特定す等出来ないような状況であるらしい。更に、不幸なことに、鳥インフルエンザとは別に、こちらには、政府保証が適用されないとかで、もはや、こうなると、どのように、個人で防衛したら良いのか、全く、見えてこず、お気の毒という慰めでは済まされない問題である。食品に携わったものとしては、海老の病気と云い、牛のBSE,豚のPED,鳥インフルエンザと云い、どこか、抗生物質の行き過ぎの感が無くないような気がするが、、、、、、、。一体、どこまで、こうした病気の拡がりが進行すれば気が済むのだろうか?もう、二国間とか、多国間とか、云っていられないような一衣帯水の状況ではないだろうか?中国の深刻な被害、北朝鮮、韓国、アメリカ、等、どこをみても、自国中心の貿易体制だけでは済まないであろう。TPP等の多国間貿易体制も重要であろうが、多国間での防疫体制の構築も、国際協力も、間違いなく、不可欠であることは、言を俟たない。いずれにせよ、生き物相手という商売は、本当に、牛でも豚でも、鶏でも、養殖海老でも、養殖魚でも、全く難しいものである。いずれにせよ、ビニール・ハウスへの雪害・異常気象による天災とか、国際的な家畜の感染症であるとか、被害が大きくならないことを祈りたいものである。加えて、これに伴う風評被害も、心配である。そんなことを思っていたら、目の前を、低空飛行で、燕が、横切っていったが、この燕は、鳥インフルエンザには、罹っていないのであろうか?要らぬ心配までしまう。