子と共に育つ親・・・のたわごと

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2年生のみい ~授業参観~

2011-04-27 12:25:31 | KIDSのネタ



みいが進級してもうすぐ1ヶ月。


授業参観では、




『ふきのとう』



を3つグループ毎に朗読。



皆それぞれ読む場所の担当が決まっているらしく、



その役を被る生徒達。


時々2つ3つ作る子もいた。


みいもなぜか2つ。



   



参観のあとにみいに聞いてみた。


母:「みいは『たけのこ』と『ふきのとう』書いたん?」


みい:「あれ、」


みい:りょうほうとも 『ふきのとう』やで。



・・・





母:(lll゜Д゜)ノ



母:(^o^;)



母:「みんな、竹とか横から書いていたけど、」


母:「みいだけ上から見た様子なんてすごいな。」


・・・


みい:「だって、」


母:(〟-_・)ン?


みい:「ほんに、上から みたとこしか かいてなかったもん。」




・・・



母:「えっ、みいは『ふきのとう』見たことないの?」


みい:「あるよ。せんせいと 春さがし したときに。」


昨年度に先生と見たらしい。



が、見本がないと描けないようだ。



このお話を毎日2回読む宿題があったおかげなのか、


恥ずかしがる子もいたが、皆上手に読んでいた。



そして、家の朗読でも初めは大ウケしていたみい。




『もっこり』



という文言も、皆ふざけることなく真面目に読んでいた。





  【ふきのとう】
  工藤直子

    
 夜があけました
 朝の光をあびて たけやぶのたけのはっぱが
 「さむかったね うん、さむかったね」とささやいてます
 雪がまだ少しのこって あたりはしんとしています
 どこかがでちいさな声がしました
 「よいしょ よいしょ おもたいな」
 たけやぶのそばのふきのとうです
 雪のしたにすこしあたまをだして 雪をどけようとふんばっています
 「よいしょ よいしょ そとがみたいな」 

 ごめんね、と雪がいいました
 「わたしもはやくとけて水になり とおくへいってあそびたいけど」
 とうえをみあげます
 「でも竹やぶのかげになってひがあたらない」
 とざんねんそうです

 すまない、と竹やぶがいいました
 「わたしたちもはやくゆれておどりたい ゆれておどれば雪に日があたる 
  でもはるかぜがまだこない はるかぜがこないとおどれない」
 とざんねんそうです 

 そらのうえでおひさまがわらいました
 「おや はるかぜがねぼうしているな 竹やぶも雪もふきのとうもみんなこまっているな」
 そこで南をむいていいました
 「おーい はるかぜおきなさい」
      
 おひさまにおこされてはるかぜは おおきなあくび
 それからせのびしていいました
 「や、おひさま や、みんなおまちどう」
 はるかぜはむねいっぱいいきをすい ふうっといきをはきました
      
 はるかぜにふかれて 竹やぶがゆれるゆれるおどる
 雪がとけるとける 水になる
 ふきのとうがふんばる せがのびる
    
 ふかれて ゆれて とけて ふんばって もっこり
 ふきのとうがかおをだしました
 「こんにちは」
 もうすっかりはるです