今日、次男が楽しみにしていた見学(修学)旅行に旅だった。旅行バッ クには、滞在期間中の“マスク”と“保険証”は必需品。先週の金曜日に帰宅後、「鼻水が出て・・・」の一言に一瞬“新型インフル”では?と心配しながら様子見していましたが、自宅にあった売薬を飲んで治ったのでひと安心。過日の(見学旅行)保護者説明会では、「健康管理」として旅行先で“新型テンフル”など旅行継続が不可能となった場合は親が旅先まで“迎えに来る”ことが条件のひとつ、と説明されました。学校としては当然の対応と思います。
話は変わって理解出来ないのが、市の(季節性)インフル予防対策です。マスコミ報道では「お手盛り行政に批判の声」との中見出しは強烈でした。私も毎年11月に(季節性)インフル予防接種は受けていますが、何故今回市職員だけが“500円”の自己負担で接種できるのか?しかも税金をかけて?
納得出来ないので調査したところ、予防接種対象課部は7部(環境衛生部・保健福祉部・交通部・消防本部・学校教育部・スポーツ生涯学習部・総務部)だけでした。上下水道部、議会事務局、産業経済部、都市建設部なども市民と接点が多い箇所。財政状況が厳しいと説明するのなら、もっと市民理解の得られるような行政判断が強く求められます。
過日の私の議会質問で前年度(08年度)の繰越金の残高を質問したところ「繰越金は“ゼロ”です」と答弁されました。ところが、(季節性)インフル予防接種の通知は10月8日に“事務連絡”しています。一体、財源はどころから生まれるのでしょうか?具体的接種対象者には“保育士”の名前もあります。でも、保育所の選定は公・私問わず“公平”な保育が原則で提供されています。なのに、公立保育所の“保育士”だけが予防接種自己負担“500円”の対象なのでしょう。まさに、市民サービスの提供に“公平さ”を欠ける対応と思います。私が毎年接種している医療機関では2.625円(医療機関によって料金はマチマチ)ですが、単純に500人規模が接種すると自己負担分を除くと約100万円の税金持ち出しになります。
予防は大切な行政課題です。その一例として以前には生活習慣病健診は“無料”でした。財政難を理由に市民負担で予防を訴えている行政が、市職員の軽減対策費として税金を使う方法論に私は大きな疑問を感じます。もし対策を講じるのであれば経済的理由で接種困難な市民こそ求められていると思います。改めて、市民説明・市民理解の得られる行政判断を強く求めます。