一昨日の早朝、訃報の知らせが入りました。22年前、私がまだ勤医協病院に勤務していた時に知り合った患者さんでした。その後も、よく自営業している職場に顔を出すと「みつちゃん(私のこと)元気か?俺はここ(頭)が弱いから、仕事するしか脳がないんだ。自分の食いぶちは自分で努力しないと・・・」と良く聞かされました。
2年8ヶ月前に体調を崩され、心配していましたが、医療機関で胃ガンが見つかり、既に多臓器にも転移があって余命が3ヶ月と宣告されていました。
しかし、「こんな病気に負けてられない。俺にはやるべき仕事があるんだ」と病魔との長い闘いをくりかえしながら、懸命に仕事をしていました。
その後、気になって様子を見に行くと元のように元気に仕事をしているではありませんか。「身体は大丈夫なんですか?」と伺うと、「俺は幻の特効薬を見つけたんだ。飲んだら体調が戻ってきた。まだまだ・・・」と張り切っていたのです。特効薬は最後まで教えてくれませんでしたが、余命3ヶ月を宣告されたAさんが2年8ヶ月病魔と闘いながら、大好きな仕事を続けながら、自宅で家族に看取られ安らかに永眠しました。
そんなにAさんから「いまから、俺が万が一会ったときは葬儀委員長を頼むぞ!俺はあんたしか頼らないから・・・」と生前予約(13年前)されていました。
一昨日、自宅に弔問に行ってきましたが、穏やかな顔で眠っている状態のようで、「もうそろそろ起きては・・・」と発しても目をあけてくれませんでした。
苦労されてきた人生だけに、生きるとは何かをたくさん教えてくれました。
心からご冥福をお祈りいたします。
一昨日はもうひとつ、しんぶん赤旗の新年交礼会がありました。“紙智子参院議員”と “はたやま和也党道政策委員長”が参加されました。
野田政権が組閣を行いましたが、やろうとしていることは、社会保障と税の一体化と国会議員の定数削減など多くの重要課題があります。
ある市民から「渡辺さん“社会保障と税の一体化”をすると少しでも年金があがるの?病院や介護も良くなるの?・・・」と期待する声が聞こえてきました。私は、「名前だけでやることは消費税の増税ですヨ!介護も医療もますます受けづらくなりますヨ!・・・」と説明すると、「また国民を騙す政治をやろうとしているの。もう騙されない。しっかり頑張って!」と激励されました。
紙参院議員もはたやま和也さんも、共産党が言っていることに、 これまで結びつかなかった団体が「要求」で一致している。大きく政治が動いている実態をリアルに報告してくれました。解散、総選挙が近くなっている足音が聞こえています。何としても(国民の暮らしを守る)政治を前に進めるために、共産党を大きく躍進することが求められています。