妙覚寺ニュース

広島妙覚寺の毎月のニュースを写真入りで紹介します。

3月21日(木)納骨堂春彼岸合同法要厳修

2019年03月22日 | 年間行事

 

3月21日(木)13:30より、納骨堂の春彼岸合同法要を厳修しました。

 

 有縁の方々にお参りいただきました。

「阿弥陀経」をお勤めいたしました。

お参りになられた方々が、お焼香をされました。

住職の御法話

そして、若院の挨拶で締めくくりました。

            

内閣府が発表している「国民の休日について」には

春分の日ー自然をたたえ、生物をいつくしむ
秋分の日ー祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ

と記されており、日本固有の「自然信仰」「先祖信仰」が今現在も、お彼岸にお墓参りをする文化として脈々と受け継がれているようです。

連休だから旅行に行くのではなく、春分の日、秋分の日は、お彼岸の意味を知り、お墓参りをして過ごしたいものです。

太陽が真西に沈む夕日の先にご先祖のおられる浄土があると信じられてきたのです。仏心を持っていきること、先祖先人をうやまって生きていくことは人間として大切なことですね。

彼岸のお供え物といえば、「ぼたもち」と「おはぎ」です。

これはどちらも同じもの。春は牡丹の花、秋は萩の季節であることから呼び名が違います。

夏は夜船、冬は北窓と呼び、お供えされていました。(夜船・北窓はつき知らず、お餅のようにつかないからだそうです。)風流ですね!

私たちのご先祖は、貴重な小豆を使って四季折々、牡丹餅やおはぎをお供えされていたのです。

団子を供える地域もありますが、全国的にはぼたもちとおはぎが主流のようです。

 


3月20日(水)彼岸会法座2日目

2019年03月22日 | 年間行事

 

さわやかな朝席、朝日がまぶしいですね。

朝席のお聴聞が始まりました!

お彼岸とは、毎年春分の日」と「秋分の日」を中日(ちゅうにち)として、前後3日間を合わせた7日間のことをさします。お彼岸に入る日のことを「彼岸入り」といい、お彼岸が終わる日のことを「彼岸明け」といいます。 

お彼岸とは、煩悩で汚れきった私達が住む世界である娑婆世界「此岸(しがん)※”この岸”」に対しての、”かの岸”つまり、さとりの世界、浄土の世界を示します。お聴聞をし、私の歩むべき真実なる道を求めて、先輩たちは生きてこられたのですね。

                        

午後は、プロジェクターを使って、クイズ形式の楽しい法座でした!

「あみださまの十二のひかり」の4択問題でした!

「正信偈」の御文の中にありますから、ご存知ですね。

阿弥陀様はいつもいつも私たちを照らして下さっています。阿弥陀さまのおはたらきに出遇っている私たちです!

 

さて、お彼岸はいつ頃はじまったのでしょうか。 日本初の彼岸会として記録が残っているのは、平安時代の806年。
崇道天皇(早良親王)の霊を鎮めるために「七日金剛般若経を読まわしむ」ことを、諸国の国分寺の僧に命じたそうです。
やがて彼岸は庶民の間にも「先祖を供養する日」として広まっていきました。